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そのうどん・パンでさえも、一家族毎に配られるパン券・うどん券に現金を添えなければ買い求められない状態でした。
敗戦国日本の食状況は、その有様でした。 私が中学3年まで、朝はうどん、昼もうどんが当然でした。 ですから、お弁当などは持って行けませんでした。 お昼時間に走って帰って、うどんを食べて走って学校に行く毎日でした。 工高に入学したときは、電車に乗って通学するのですから、母はお弁当を作ってくれました。今、思い出すと私たちのお弁当にお米を使えば、母は代用食で済ましていたに違い有りません。親とはありがたいものです。そんなことは、言葉にも出さずに耐えていたことをことを考えると本当に申し訳ないことと思います。 そんな時代に過ごした私と同年代の方たちは、お腹が一杯になることに幸せを感じて、今もその習慣が抜けないと思います。 うどんもパンも美味しくなり、朝はパンとコーヒーで済ませるご家庭も多くなりました。それも何時の時期からか、パンとコーヒーの朝食が、モダンでステータスのある響きに変わりました。 うどんも多くのメニューが登場し、その類も多くなりました。立派に市場性を確保したと思います。 しかし、栄養価を考えるときには、パンとコーヒーには、人間にとって必要な栄養素が、日本古来の伝統食・みそ汁、納豆、ご飯、卵焼きなどに比較も出来ないほど劣っているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/01/07 09:46:29 PM
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