6.ファイヤスターター

6.ファイヤスターター

１０歳の少女チャーリーは、生まれついての超能力「発火能力」を持っていた。それは諜報組織の人体実験で超能力を持った両親から受け継いだ能力だった。彼女の能力を手に入れようと組織の魔の手が迫る。すべてを燃やす恨みの業火！

映画「炎の少女チャーリー」（邦題）の原作である。なんで、この映画、「ファイヤースターター」という邦題にしなかったんだろう。
これも、物語冒頭から、追跡劇があり、エンターテイメントを好む読者に受ける構成である。つまり、誰が読んでもおもしろいと思う。だいたいキングの作品で人に薦められるのって、この時期の作品に集中するようである。「ファイヤースターター」「デッド・ゾーン」「クリスティーン」この３つはおもしろいという意味で本当におもしろい。
ある意味キングはもはや現代米文学だと思う人にとっては軽いと言うこともあるのだが。私はファンだからすべてよし！