2007/04/19(木)21:57
太陽 The Sun
まず最初に、ミストさん、了解しましたよん。へんなのに捕まって大変でござるなぁ~。いつでも愚痴っておくんなまし。
それはさておき、お仕事で岐阜県の温泉に行って来ました。お仕事で温泉だなんてね。あちきも大したもんですわ。
で、その時泊まったのが、な、な、なんと、天皇陛下が泊まられた旅館でした!なんでも、去年の植樹祭の時にお泊まりになられたそうで、あちきたちスタッフ一同、びっくらこいていました。
ま、田舎の温泉なんで、他に無いっていうのもあるんかしらねぇ。
たはは・・・
丁度、この仕事に出かける前に、昭和天皇の映画「太陽」を観ていたので、な~んかビックリもヒロヒトでした、ぢゃないや、ひとしおでした。
こんなんで遊んでたら、長崎市長のような目にあっちゃうか・・・これもアカンか。タミフル飲んでいるものですから・・・合唱。
アレクサンドル・ソクーロフ監督のロシア、イタリア、フランス、スイスの合作映画。日本映画ではありません。昭和天皇をイッセー尾形さん、侍従長を佐野史郎さん、皇后様を桃井かをりさん。
1945年、昭和天皇が現人神から普通の人になられるのと、マッカーサーとの対話が映画のほとんど全てですが、海洋生物学者としての天皇陛下、また国民を思い、皇后と皇太子以外は誰も私を愛してはいない。と、言われたりなど、終戦直後の昭和天皇の心の内を描いています。
映像美で語られる、日本の映画人へのオマージュ的な作品で、淡々と昭和天皇が描かれています。同じように王室を描いた「クイーン」のそれとはかなり違うンでしょうね。
日本での公開は危ぶまれていたみたいですけど、去年の夏ごろ上映されていたみたいで、こういう映画があったコトすら、あちきは知りませんでした。
それにしても、イッセー尾形さんの昭和天皇は、そっくりですよ。芸達者なイッセーさんのなせる技なんでしょうか。
写真のシーンはアメリカ兵が「チャーリー!」ってチャップリンに似ている、と言いながら写真を撮っているシーン。この本物を観た事がありますけど、このまんまでしたわ。
これって、ちゃんと映画の中では複線があって、天皇陛下がお部屋で映画スターのブロマイドを大切そうに見ているシーンがあるんですね。その中にチャップリンのもあるんだわ。
そして一緒に入っている、ヒトラーの写真。それを観ながら落胆する天皇陛下。
なんかね~、ヒトラーのちょびヒゲもチャップリンのちょびヒゲも、似たような感じで、天皇陛下が「チャーリー」って呼ばれた時に「私はあの俳優に似ているかね」ってちょっと嬉しそうだったのが印象的でした。
静かで格調高い感じの映画。
日本人として観ておかなければいけない作品なのかも知れませんよ。
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