色彩豊かな海の自然を秘めた世界貝殻博物館
貝殻、サンゴ、美術そして色彩豊かな海の自然を含んだ世界貝殻博物館入口の入る前の駐車場には、大きい貝殻が訪問客を出迎えてくれます。その中に入っている真珠が本物であったなら...もちろん本物であったなら、とっくの前に無くなってしまっているとは思いますが 入口がある1階に入るとコーヒーの良い香りが漂います。ここでコーヒーを注文すると入場料がおまけで1000ウォン割引になります。成人の入場料は6000ウォン、青少年4500ウォン、幼児・高齢者は3500ウォンで他の観光地に比べてもリーズナブルです。 館長がこれまでコレクションした貝殻は3200個余りです。とても多いですよね。寒い地域に行けば行くほど、貝殻は分厚く、色は濁るそうです。反対に暖かい東南アジア地域の貝殻は色もキレイで、変わった形をしているそうです。ここに展示されている貝殻は純粋な自然の状態から持ってきたものなので、様々な色彩を帯びた貝殻を見ると、まるで誰かが人工的に色を塗ったような気がします。ですが、すべてオリジナルだそうです。そのためか、集めて展示されている貝殻を見ると、まるで野生花展覧会を観覧しているような気持に... 自然の色が作り出した貝殻が集まる世界貝殻博物館。そこまで大きい期待はしていなかったのですが、思ったより見どころがいっぱいでした。貝殻についての情報も専門的なものがほとんどでした。どんなものであっても、分からなかったものが分かると、なにか心が豊かになった気分~世界貝殻博物館は直接体験する場所ではなく、目で見て楽しむ場所なので、観光客が細か見ないでただ何となく通りすぎる事が少しもったいないと園長は話します。 これは、海の中に生息するサンゴです。サンゴは植物でしょうか?動物でしょうか?きっとサンゴが動物だとご存じの方はほとんどいないと思います。実際に18世紀まで、サンゴは植物か鉱物の一種とされていました。特にサンゴは日光がよく届く透き通ったきれいな海にだけ生息します。なので、サンゴが生息している海は本当にきれいな海だといえますね。一時期、済州牛島にもサンゴが生息していましたが、 きれいだといって、抜き取ってしまったため、今では絶滅機種になってしまいました。 3200個余りの貝殻が集めたというと、おそらく全世界の貝殻を集めた事になるでしょう。どうやってこんなたくさんの貝殻を集めたのか気になりますね。園長の話によると、初めは自分のコレクションとして集めていたけれど、貝殻に対する情熱を理解してくれる知人がいたことも要因だったそうです。あらゆる色彩、形の貝殻を見ていると、どうやって着色したんだろうと尋ねたくなる気持ちが分かります。本来は観光客が近くで貝殻を見る事ができるようにガラスの壁は 取り付けられていなかったのですが、貝殻を持って行く人が後を絶たなかったので仕方がなく壁を取り付けたそうです。自分の物でもないのになぜ取っていくのでしょうか... 2階には、済州島の美しい貝殻で壁全体が装飾されていました。園長の話によると、20年前までは済州島でもキレイな貝殻をたくさん見つける事ができたのですが、今は見つけるのが難しいそうです。3階は園長が製作した作品のギャラリーになっています。素敵な作品が多く、どれか一つだけでも家に飾ってみたい気持ちになりました。 プレゼントショップでは、園長が直接作った作品を購入する事もできます。ここは、本当に他の観光地には無い、ここだけの魅力が詰まった記念品がたくさん売られています。とある有名な観光地で売られている商品はほとんどが中国産であるのを見ると、ここの商品は購入する価値があるという事ですね。 ここ世界貝殻博物館は、美術作品が展示されているので、美術館に近く、世界の貝殻が一度に見る事ができる点で博物館に近いとも言えます。※利用案内観覧時間 : 夏 09:00~20:00(チケット販売は 19時まで), 冬 09:00~19:00利用料金 : 成人 - 6000ウォン / 青少年 - 4500ウォン / 幼児,障害者,敬老 - 3500ウォンホームページ :www.wsmuseum.co.krアクセス : 西帰浦市西烘洞557-1