2007/06/06(水)15:57
ラスベガスのカシノの歴史でベガス ~その(4) パームスの巻
5月4日、金曜日
パームスの新旧館 Photo by Mr. Oyde
パームス・カシノはレバノン系移民の家族、マルーフ一家が地元の新聞ラスベガス・サンの経営者グリーンスパンの一部出資を受けて建てられたカシノです。
現在はホテル・タワーが2棟となっていますが、9-11テロの余韻も収まらぬ2001年11月最初にオープンした第一棟目のタワーは42階建て470室、14のスクリーンの映画館などを備え総工費2億6千5百万ドルで建設されました。
建設前から新聞で何度も話題に取り上げられ、マスコミ、マスメディアと組む事のメリットをまざまざと見せ付けてきています。
夕方になって東の空に大きな虹が上がりました。 画面右隅に見えるのがパームスのタワーと建設中のコンド、Palms Placeです。
街の北部に9年程前にオープンした地元向けのカシノ「FIESTA」が大成功し、ステーション・グループに売却後、フラミンゴ通りのGold Coast Casinoの向かい側にオープン。 ストリップ大通りから約1km程離れたヴァレービュー通りとフラミンゴ通りの交差点側に、リオ・スィート・ホテルを含め3軒のカシノ・ホテルが建ち並ぶ事となりました。 このパームスの建っている土地は以前、マイケル・ジャクソンのカシノが出来ると噂された地所でした。
マルーフ家の長男、ジョージはネバダ州立大学のラスベガス分校(UNLV)を卒業、在学中はフットボールの選手として活躍、一家がオーナーとなっているサクラメントのプロ・バスケッ・チームの選手や音楽、映画界のセリブ達を沢山集めユニークな若者向けのカシノとして成功しています。
特筆すべきは、「ファンタジー・タワー」とも呼ばれる第二棟目のタワーに設けられた数々のスィート・ルームで、本物のバスケットボール・コートのある「ハードウッド・スィート」、ストリップ・ショー用の舞台のある「プレイペン・スィート」など若者達が集まってユニークなパーティーが出来る豪華な宿泊施設が用意されています。
新しいタワーには世界で唯一となった「プレイボーイ・クラブ」、ブティーク・ナイトクラブの「ムーン」もあります。
今年9月9日にはMTVヴィデオ・ミュージック大賞の授賞式がパームス・ホテルで開催されます。
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