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2003年07月01日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
月末の仕事を乗り越えた自分にご褒美を与える為、

友人とL’Arc~en~Cielのライブに行って来た。

7月1日のことである。

本当は7月1日も仕事が入っていたのだが、チケットの抽選に当たり、2ヶ月前から楽しみにしていたライブである。

しかもラルクがライブを開くのは931日ぶりらしく、次に開くのはいつになるかわかりゃしない。

解散説も浮上している今、これを逃せば2度と行けない可能性もあるため、
仕事先にスケジュールを誤魔化して調整して行って来た。

本当は7月6日の最終公演に行きたかったのだが、仕事が入っているため仕方なく断念した。

ライブが開かれる度に毎回参加しているため、もはやあの独特の雰囲気にも流石に慣れた。

どんなライブでもファン独特の応援(?)の送り方や仕草があるもののようなのだが(例:X-JAMP)

ラルクに関しては完璧に覚えたつもりである。

この曲のこのメロディーの時にこうする…ってなのは、もはや朝飯前だ。


そんな環境に、ライブに行くのは初めてで、しかもラルクファンではないヤツを連れて行った自分は
彼の自由を侵害した悪魔であると思う。

この一緒に行った友人…友人Kは、大学で知り合った友人。

大学時代は常に一緒に講義をサボっていた悪友である。

まぁ、コイツはなかなか気が合うヤツで、一緒にパチスロに行ったり、夜中まで遊んで終電を逃しては、一緒にカラオケで始発までぶっ通し騒いでいた。

ただし、コイツと僕は何かしらの縁があり、どちらかに最後は必ず不運が訪れるというエライ傍迷惑な友人関係でもある。

例えば、隣り合ってスロットをやっていると僕が大当たりをしているとKが大敗し、逆にKが勝つと僕が死んでいる。

大抵は僕がボーナスを先に引き、Kはボロ負け。

しかし、Kが最後に一発逆転し大当たりするので、
その時は僕が猛烈な損害を受けているパターンがしょっちゅうである。

まぁ、それでもお互いを笑い飛ばして、仲が良くなったわけなのだが。

しかし、音楽の趣味は近いものがあってもお互い違うアーティストを好きなので、在学中に一緒にライブに行く事はなかった。



では、なぜコイツを誘ったのか?

それは単に、ライブに行く相手を2日前から探し始めて、誰も見つからなかっただけなのだが。


ラルク好きの友人は皆、大学3年か4年。

単位ヤベー!とか、卒論終わんねぇんだよ、ボケが!!

といった友情溢れるメールの返信を頂いたので、ラルク好き友人を誘うのは辞めにした。


そして、次に白羽の矢をたてたのは友人K。

ライブに行った事がねぇ…とか以前言ってやがったので、誘ってやるとする。

予定を聞いてみると、空いているという心強い返事をもらえたので、行く事決定。

しかし……

返信:俺コンサート行くの初めてなんやけどいいのかなぁ(-.-;)

何を恐れている貴様。

貴様とこれまでに行った所では、お互い最悪極まりなくやってきたではないか。

ってことで、意地でも連れて行く事を心に決める。




そして、当日は原宿で待ち合わせをして、会場に向かう。

とりあえず席に行き、それからどうするか考えるということにした。

まぁ、グッズを買いに行ったり、飲み物を買いに行ったりという事なのだが。

いざチケット指定の席についてみると、僕の席の隣はすごい可愛い女子高生だった。

もはや僕は席を動く気はなかった。

即、チケット番号を無視して、僕の席に座ろうとする友人K。

小さな争いが始まる。熱いバトルだ。

だが、こんな小さな通路でそんな争いをすれば不自然極まりないので自粛。

譲るフリをして……それでも僕は席を退かなかった。

悔しがるKを見て、僕が小さくガッツポーズをとると、Kはすぐさまこう反論する。

甘いな。俺の隣は確実に美人のお姉様が来る!!
お前が先にボーナスを引くのはもはや慣れっこだが、俺が必ず最後に逆転をする!
そして、俺の隣にくれば有利な位置取りになるのだ!!」

と…ほざきやがってから待つこと数10分。Kの隣に座ったのは男だった。

必死に悔しがるK。両手を挙げ勝利を確信する僕。ざまぁみやがれ!!

(注:我々はライブを見に来てます。)

まぁ、別にナンパするわけでもなく、ただそれだけのことなのであるが。


そして、予定時刻の19時を少し回ったところで会場が暗転した。

イコール開幕の証である。


黄色い歓声が一斉に会場を埋め尽くす。

周りが女性だらけで埋まっているこのブロックの中で、一つだけ「ハイドー!!」と低い声が鳴り響く。

まぁ、僕なのだが。

そして、毎度おなじみの曲が流れ、毎度おなじみのラルクファン独特の応援(?)をする。

手を挙げたり、リズムに合わせて手拍子をしたり……

僕が初めてライブにに行った時、こんな風にするとは思いもしなかった。

事実、僕の隣……いや、演奏しているスペース的に見ると前になった先程の可愛い女子高生は
周りをキョロキョロ見回し、周りに合わせているため、微妙に手拍子もズレていた。

あぁ、この子…はぢめてなんだな。熟練したお兄さんがリードしてあげなきゃな。
というかなり余計なお世話な事を考えていると、ふと浮かんだのが友人K。

そういえば、コイツも初めて来たんだ。

しかもラルクのCDもロクに聞いた事もないヤツだから、退屈しているかな…と思い、実質は後ろになったKを見ると……




完全に付いて来てる………

オイオイオイオイ……ちょっと待て。

はぢめて来たのではないのかコラっ!

なんで、そこで手拍子をタイミング良くやってやがる。

さては貴様隠れファンだなっ!?

踏絵させっぞコラ!!




終演後にテメエ何者だ、と問い詰めてみる事にした。

貴様、ファンなら最初から言っときやがれ!!!


「いや??ファンではないよ。CDも聞いた事無いし。」


じゃぁ、なんであそこで手を挙げるって知ってやがる!

普通、はじめて来たヤツが一発目からあんなタイミング良く手を上げられるわけないだろうが!




「だって、カラオケ行った時によくお前にやらされてたじゃん。」



あ。



「DIVE TO BLUE(←曲名)の時に間奏入るときは手拍子やるだろ?

んで、Driver’s High(←曲名)のCrash!ってゆー時はマイクと手を挙げてたじゃん。

そして、俺に言わしてたじゃん。Crashって。」




あうあうあう……




「お前とは何回カラオケ行ったことか……

 僕のはライブ仕様だぜ!とか言ってたからねぇ……その度に見てりゃ覚えるよ。」


………


「俺、CDを一回も聞いた事無かったけど、今日演奏した曲の9割は知ってたよ。」





んーっと・・・・・・

君をライブに誘って良かったよ。

今日の君の動き……コアなファン並みだったよ。

次はアリーナ席でもいけそうだね。(←今回は抽選ハズした)



そして、次の日はKは学校&夜までバイトで、僕は仕事の予定だがこのまま帰るのは少々つまらん。

……ってことで、
コヤツと話し合いの結果、飲みに行く事にした。


この時、大人しく帰っていれば7月2日、7月3日の仕事は楽だったのに……



to be continued……< えっ!?






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最終更新日  2003年07月07日 23時04分52秒
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