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テーマ:健康生活(818)
カテゴリ:健康
これは単なる都市伝説。 大阪市立大学 特任教授 医学博士 渡辺 恭良教授は 疲労のメカニズムを特定。 疲労の根源は活性酸素だということがわかった。 だが、この活性酸素は本来は体のために役に立つ代物なのだが 自律神経などが狂ってしまうと こんどは逆に自分の体を攻撃してしまうのだという。 疲労の原因は乳酸が貯まるからというのがこれまでの定説。 渡辺教授によると乳酸にとっては、これは濡れ衣だという。 確かに運動をすると乳酸が増えるが、乳酸は疲労回復を早める物質。 乳酸は、壊れた筋肉を修復し疲労を回復させる効果があるという。 疲労物質の研究は、国家プロジェクトとしてスタート。 研究の結果、疲労の原因は老化と関わりの深い物質 活性酸素だと判明。 活性酸素は、活動すると必ず出てくるもの。 活性酸素が処理しきれなくなると細胞全体が傷ついた状態になる。 これが疲労。 活性酸素は、細菌を退治してくれる反面、オーバワークにになると 大量に増え、正常な細胞も傷つけてしまう。 傷ついた細胞が修復されないまま蓄積されている状態が疲労。 渡辺教授は、疲れの原因は乳酸という説を覆し、活性酸素による疲労のメカニズムを解明。 渡辺教授を中心とした国家プロジェクトとしてスタートとした疲労物質の研究ではあるが、「疲労なんて研究して何になるの?」 という 周囲の冷ややかな態度を覆すには、画期的な研究成果を出すしかなかったという。 そこで疲労回復物質の比較実験を行う。 その結果、ダントツで疲労回復させる物質を突き止めることに。 それがイミダペプチド。 イミダペプチドは疲労の溜まりやすい場所に作用し効率よく疲労を回復させるという。 イミダペプチドを1日200mg摂取し続ければ疲労の回復に効果があることが証明される。 ◎イミダペプチドが多い食材は? イミダペプチドは魚類や鳥類の筋肉に多く含まれる。 マグロなら1日80g 鶏の胸肉なら1日100g これを毎日摂れば効果的らしい。 過労死の原因の一つが、脳が自分の疲れ認識できないこと。 そこで渡辺氏は、体温計のように疲労を数値化する研究を行うことに。 試行錯誤を繰り返した結果、自律神経を測ることで心身の疲労を数値化できると考えたという。 自律神経は活発に活動している時に優位になる交感神経と リラックスした時に優位になる副交感神経からなり、 このバランスが正常な場合は、疲労が少なく、バランスが崩れていると疲労が多い。 それらを脈と心電で同時に計測する技術を開発。 計測は、計測器に人差し指を入れて計測するというもの。 計測時間は2分半。基準値は0.8~2.0 自律神経の機能年齢も測定できる。 2つの数値から正常・注意・要注意の3段階に分けて疲労度を評価。 疲労度計が完成。
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