後遺症はやはり心配
「足首を骨折した」と分かった時、すぐに頭に浮かんだ「後遺症」は、「前のようには動かなくなる(可動域制限)」ことと、「雨の日などに痛むようになる」ことだった。この辺は、日常生活で自然に得られる知識だと思う。骨折後にネット検索した結果、「変形性足関節症」という症状も、足首脱臼骨折後には起こりうることを知った。受傷時の軟骨損傷や、骨のわずかな整復のずれが響いて、長い時間をかけて軟骨がすり減り、痛みで歩行困難になる、とのこと。長い時間、と書いたが、怪我から時間をおかず発症する人も、何十年も経ってから発症する人もいるとか…。これまで、この種の心配を全く持たずに生きてこられたことが、どれほど幸せだったか、と思う。本当に、骨折なんてするものじゃない。「今から骨折の直前まで時間を戻してあげる」と悪魔に言われたら、魂も売ってしまうかもしれない。飲み屋で軟骨(好物)食べるたびに、「私の軟骨大丈夫かな」なんて考えてしまいそうだよなあ…。現実にリスクを負ってしまったのだから、常に認識しておいて、願わくば治療の選択肢が複数ある、早い段階で医療にかかれるようにしたいものだ。そして、その時(がいつ訪れるか、あるいはラッキーにも訪れないかは分からないが)には足首の軟骨再生医療が進み、一般化してくれていることを切に願っている。