これを読んで私が思ったのは、イスラム教って、やっぱり日本人にはなじみが薄いんだなぁ~ということです。
ここに書かれていることが合っているのか、間違っているのか、私には全く判断ができません。
9.11以降、日本でもイスラム原理主義という言葉が氾濫するようになりましたが、この本で著者は、全く何の定義もされず使われているこの言葉を(私は、マスコミはこの言葉をイスラム教の過激派くらいの意味で使っていると思います)、再定義して「イスラーム主義」と言い換えようとしているのだと思います。
そして、90年代後半に一時、少し、西欧化したイスラム教圏ですが、21世紀に入って、イスラム教が復興してきているようです。これは、必ずしも復古主義と言うことではないのですが、ベールをかぶる女性や、あごひげをはやす男性が増えているそうです。キリスト教的に言うと、リバイバルが起こっているってことかな。
新書版でページ数が少ない割には(少ないから、かな)、きれいにまとめられていて読みやすいと思います。が、イスラム教について全く無知な人にとってすらすら読める本ではないと思います。それでも、イスラム教のことを知りたい、特に、9.11以降に言われているイスラム教のことについて知りたいという人には入門書としてオススメです。
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最終更新日
2005.02.04 08:25:27
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