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カテゴリ:本
カスピアン王(王子から王になりました)3年の出来事です。 前作で、ペベンシー4兄弟が王としたカスピアン王の3年に、今度は4兄弟のうちエドマンドとルーシィがナルニアへ引き込まれます。そして、おまけで二人のいとこのユースチスも。 このユースチスが性格の悪い子で、ナルニアもアスランも信じません。 3巻は、全体では一つのお話なのですが、みんなで「朝びらき丸」という船で東の海にある島々を訪ねていくお話で、それぞれの島での出来事が短編集のように読めます。これはこれで結構面白いです。 ユースチスはイヤなヤツなのですが、ある島で呪いにかかり竜にされ、それをアスランに助けて貰ってから心を入れ替えます。この、ユースチスがアスランに助けられる場面が、非常に象徴的でした。竜になったユースチスはアスランに、竜の皮を脱いで水に入るように言われて、一生懸命自分で竜の皮を脱ぐのですが、何回やっても皮の下から出てくるのは同じ竜なのです。最後に、アスランにお願いしてアスランに竜の皮を剥いで貰うと、中から人間のユースチスが出てきます。これは、非常に象徴的です。しかし、聖書的な背景がないと理解出来ないでしょう。 聖書では、私達はそのままの自分で神さまに愛されているのですが、しかし、私達は変わっていかなければならないというのも真理なのです。ただ、どのように変わっていくのかは問題で、自分の力で一生懸命変わろうとしても、それは無駄な努力なのです。イエス様に助けて頂いて変われて、初めて新しい自分になれるのです。 まさに、ユースチスは新しいユースチスになりました! また、この物語の最後に、ペベンシー兄弟はアスランにもうナルニアには来られないよ、と宣告されます。アスランに会えないことを非常に悲しみますが、アスランは、名前は違うけれども私はあなた達の世界にもいるよ、と二人に教えます。 ナルニアはファンタジーですけれども、アスランは非常に良くイエス様を象徴していると思います。 もし、映画も良い出来なら、DVDを買おうかなぁ。全作揃ったら、BOX入りで発売されるかな?そうしたら買おうかなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.06.28 08:55:46
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