家電惑星

2004/10/25(月)22:30

母の舞台

『葬式は来んでええからこの日だけはゼッタイに観に来て。』 と母から言われたのが今日である。 仕事を辞めたかと思えば日舞(?)をはじめて今日は舞台に上がるらしい。 プログラムを見ると若柳流の偉い人が名前を継いで何周年かの記念舞台らしい。 しかも会場はあの神戸国際会館。 出演者を見るとほとんど名前をもらった”若柳さん”だらけ。 その中にウチの母が本名で書かれて”(初舞台)”とある。 ちなみに他の人で初舞台なのは6才とか7才とか・・。 あ、母ですか?昭和10年生まれらしいです。 まったく道楽者の母はやはり道楽者です。 昼過ぎに会場に到着して楽屋に行くと誰だかわからんような 白粉まみれの顔で母がいた。 初舞台でこんな大きなステージだってのに全く緊張感ナシ。 それどころかはしゃいでいるようにすら見える。 そして京都から来た姉家族と会場で合流し、母上登場の時を待つ。 それにしても日舞というのはよくわからん。 日本のミュージカルかオペラのようなものなんだろうけど 何を喋って(歌って?)いるのかまずわからない。 時々拍手とかが起きるけどナゼかわからない。 いつ終わりなのかわからない。 そんな中、ついに道楽者の母登場。 ステージ横で和楽器を演奏する鳴り物の人たちが8人もいる。 しかも黒子役のような袴な人が2人ついている。 ・・・いったいこの舞台に上がるためにいくらつぎ込んだんだよマザーっ!!! 途中で振りを忘れたり転倒したりしやしないかという 子供たちのハラハラをよそに無事演目終了。 なんと15分もかかった。 よくこんだけの振りを憶えたもんだ。 ケータイの操作すら全く憶えられない人が・・・。 再び楽屋に戻り挨拶した後、姉家族と三宮へ買い物に行く。 姉にとっては懐かしいのか三宮をうろつくとけっこう嬉しそうにしていた。 実はこの現象って母にも同じ事が言えるのです。 4人の子供たちも大きくなってはいるもののみんな仲がよい。 そうこうしているうちに夕方になり焼き肉の食べ放題へ。 母から姉家族を連れて行ってくれと頼まれていたのだ。 昔から焼き肉好きな子供たちでかなり食べるだろうと 食べ放題にしたんだけど意外にも少食だった。 これなら食べ放題でなくとも少しはマシま店に行ったのに・・。 南京町を通り抜け、姉たちを見送った後、 母を迎えに行こうと電話したらすでに電車で帰宅したとのこと。 昼くらいから歩き回っていたけどけっこう疲れはなかった。 それにしても今回の道楽はとんでもないほどの額を投入したんだろうなぁ・・。 今回だけとは言ってたけど味を占めてまた舞台に上るなんて言わないかなぁ? そっちのほうが心配だよ。

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