幼少の頃よくお世話になった田舎へ母や姉も一緒に行ってきた。
先日の葬儀では叔父夫婦にかなり助けられたお礼と
実の父親の墓参りもずっと何年もしてなかったし・・・。
僕はとにかく宗教的なことが大嫌いで、
これは複雑な宗教が入り乱れる家系に生まれ育ったせいもあり、
幼い目で各宗派の様々な面を見ていたせいだと思う。
僕にとっては毎日が故人の命日であり、毎日が供養だと思っている。
その気持ちがあれば儀式的な事は必要ないとも思っている。
ところが実の父親が眠る墓を前にみっちぃを抱いた時、
中学校に入学したばかりで他界した父に見たがっていた
僕の学生服姿を見せることができなかったことや
何より孫であるみっちぃを見せてあげられなかったことを考えると
先日亡くなった父への後悔と重なることが大きすぎてこみ上げるものがある。
そして昔はよく遊んだ細い裏通りが本当に細く感じる。
その小径を今はみっちぃが無邪気に走り回っている。