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カテゴリ:時事
小惑星探査機 「はやぶさ」 が今日13日夜、
小惑星「イトカワ(ITOKAWA)」までの往復50億Kmにおよんだ 7年間の旅を終えて地球に帰還します JAXAが2003年に打ち上げた工学試験探査機「はやぶさ」は、太陽系内の往復探査時代の幕開けを目指して、様々な探査技術を実証するためのプロジェクトでした。その目的地は大きさわずか500mの小惑星「イトカワ」。地球スイングバイとイオンエンジンを組み合わせた独創的な航行方法で、2005年に探査機はこの前人未踏の天体に到達し、誰も想像できなかった不思議な世界を私たちに伝えてくれました。「はやぶさ」によって人類は、地球に接近する微小小惑星の姿を、初めて間近で見ることができたのです。 このニュース、 月より遥かに遠い天体まで行って着地し還ってくるなど 世界初、人類初の日本科学技術の成果てんこ盛りなんですが、 日本のマスコミはあんまり特番を組むなどして報じませんねー 決勝でもないサッカーW杯なんかよりビッグ・ニュースなんじゃないの YouTube ・HAYABUSA -BACK TO THE EARTH- 【Trailer】 ・6月13日 19時51分(JST)頃:カプセル分離 ・6月13日 22時51分(JST)頃:カプセル再突入 カプセルは、オーストラリア南部ウーメラ近くの砂漠に落下する予定。 はやぶさ本体は、カプセル分離後に大気圏に突入し燃え尽きてしまうそうです 小惑星イトカワは、日本のロケット開発の父・糸川英夫博士に因んで付けられた名前で、 その糸川博士が戦時中に設計に携わった 世界に名をはせた名戦闘機が 「はやぶさ」(一式戦闘機 隼)なんですな。 夕方からネットのライブ中継もありますね。 ●JAXA 宇宙科学研究所はやぶさ管制室からライブ中継 ・http://hayabusa.jaxa.jp/live/ 6月13日(日)18:00~24:00 「はやぶさ」帰還時の相模原管制室の模様をライブ中継します。 (音声はありません) ●NASA 観測用航空機からのライブ中継 ・Hayabusa Re-Entry Airborne Observing Campaign 豪州ではJAXAとNASAが協力して観測用航空機DC-8に乗り込み、「はやぶさ」再突入時の火球の空撮に挑みます。 この観測は、JAXAとNASAの協定に基づいておこなう共同観測で、観測時にネット中継が試みられますが、天候や回線によっては実現が難しい場合も考えられます また、NASA 内の状況に依っては、実況ではなく、数時間遅れとなるとの情報もありますので、状況が分かり次第あらためてお知らせします。 世界初、人類初の日本の技術研究の成果がてんこ盛りのこのニュース、 世界最先端の日本の科学技術力の証明であり、マスコミはもっとバンバン特番でも組んで報じるべきなんじゃないんですかね。 まあ、日本の成果が嫌いなマスコミや、世界最先端の日本の科学技術を仕分けする外国出身の蓮舫大臣(笑)の民主党が政権を握る今の日本じゃ、期待するだけ無理か 小惑星探査機「はやぶさ」は、 ・月以外の天体からの地球帰還、 ・イオンエンジンを搭載した宇宙機としては、 太陽から史上最も遠方に到達 など、世界初、人類初が目白押しの 日本が誇る科学技術の最先端プロジェクトの1つです 小惑星イトカワ上で採取したサンプルが 今日地球に着地するカプセルにもしも入っていれば、 世界初の月以外の天体の固体表面からのサンプルリターンとなります。 様々な障害を乗り越えた末の帰還のため、 確認するまでサンプルが残っているかどうかは分かりませんが、 万一それが叶わなくてもこれだけ多くの世界初 世界初 * 地球以外の天体における、着陸した姿のままでの離陸 * 地球と月以外の天体からの離陸 * マイクロ波放電型イオンエンジンの運用 * 宇宙用リチウムイオン二次電池の運用 * イオンエンジンを併用した地球スイングバイ * 世界で初めて、宇宙機の故障したエンジン2基を組み合わせて1基分の推力を確保 * 以下は、成功した場合のもの o 月以外の天体からの地球帰還(固体表面への着陸を伴う天体間往復航行) o 小惑星地球衝突を想定した国際的訓練および実験の実施 o 月以外の天体の固体表面からのサンプルリターン 世界最遠 * 遠日点(1.7天文単位)を通過。イオンエンジンを搭載した宇宙機としては、太陽から史上最も遠方に到達 * 光学的手法により、自力で史上最も遠い天体への接近・到達・着陸・離陸 世界最小 * 最も小さい天体への着陸・そこからの離陸 (wikipediaより) この困難を極めた小惑星探査機「はやぶさ」の帰還の様子については、 多くの動画が作られていますね。 YouTube ・探査機「はやぶさ」の軌跡 舞-HaYABUSA ~Falcon of phoenix 前編 後篇 ・こんな事もあろうかと! ・【MMD-PV】Starduster 「はやぶさ」~はじめてのおつかい [HD720p] 今回のプロジェクトに続くプロジェクト「はやぶさ2」がありますが、 民主党の事業仕分け等によって難航している様です。 みんなで応援して、日本の世界最先端技術を存続させよう! ●「はやぶさ2を実現させよう」勝手にキャンペーン あなたの応援が,はやぶさ2の実現につながります - はやぶさ2予算獲得のために,JAXA や総合科学技術会議,関係省庁等にメールを出そう! ●小惑星探査機「はやぶさ2」を実現しよう! 「はやぶさ」は既に数々の「科学的成果」を上げましたが、 本来「工学実験探査機」であり「小惑星探査に関る技術の実証」がその主なる目的なのです。 即ち「はやぶさ2」こそが「真打」登場、本命中の本命の「小惑星探査機」となるのであり、 ある意味「はやぶさ2」を実現させてこそ「はやぶさ」ミッションは真の完成を見る、とも言い得るのであります。 ■関連 andrea grittiさんのブログ「璧を完うす(へきをまっとうす)」 ・「はやぶさ」と「隼」 === わずか23センチのペンシルロケットから始まった日本の宇宙開発は、糸川氏の常人離れしたバイタリティで進んでいった。 資金難、実験場探し、爆発までありとあらゆる困難を排し、1970年2月11日、ソ連、アメリカ、フランスに次いで世界4番目に純国産で人工衛星を打ち上げた。 敗戦から25年、糸川氏と宇宙開発の一つの到達点であった。 その後もさらなる目標に向かって精力的に働く糸川氏に対し、朝日新聞がネガティブキャンペーンを張る。 社説から天声人語までをつかった執拗なものだった。 痛くもない腹をさぐられた糸川氏は嫌気がさして、宇宙開発を後任に託し、職を離れることとなってしまう。 それでも、糸川氏が日本の宇宙開発史に多大な功績を残したことは揺るぎないものだった。 糸川氏の名は、小惑星探査計画に伴い、宇宙科学研究所(JAXAの前身)の依頼で小惑星に冠されることとなった。 小惑星「イトカワ」探査計画、そこに向かう探査機の名が「はやぶさ」。 糸川と隼はイトカワとはやぶさになってもう一度、日本の技術と魂を世界に示すことになった。 === 昔から朝日新聞は、日本の成果をおとしめる活動を続けているんですなー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.13 16:35:07
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