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カテゴリ:災害
中部大学の武田邦彦教授が、
20日にも国会(衆院科学技術特別委員会)の参考人として 意見を述べられました。 20日の衆院科学技術特別委員会は、 今、原発事故で放射能被害を受けている日本人が聞くべき 内容が盛り沢山で聞き応えがありました。 武田教授の意見はもちろんの事、他の参考人の意見も。 衆院科学技術特別委員会・参考人 武田邦彦 (中部大学教授) 崎山比早子 (高木学校 元放射線医学総合研究所主任研究官 医学博士) 矢ヶ崎克馬 (琉球大学名誉教授) 久住静代 (原子力安全委員会委員) 武田邦彦教授については、私のブログでも何度か紹介していますが(3月30日、4月22日、5月16日、5月18日) いつも筋の通った明快な話で、納得できますね。 YouTube ・H23/05/20 衆院科学技術特別委員会・【中部大教授 武田邦彦】参考人意見 1/2 ・H23/05/20 衆院科学技術特別委員会・【中部大教授 武田邦彦】参考人意見 2/2 ・衆院科技委員会・武田邦彦「日本には政府がなかった」 2011.05.20 ・原子力の事故は初動が重要で90%の被曝が決まるが、 今回の初動はほとんど無く国というものが無いという状態だった。 はっきり言えば、日本には政府が無かった。 ・もんじゅも事故を隠している。 ・今回事故が起こったのだから、(日本中の)原発は全部止めて、 今後も動かすなら、まず安全体制を整え 安全が確認されたものから再開すべき。 ・ストロンチウム、プルトニウムという非常に重要なものが 測定値すら出ていない。(今回の事故で)ハワイでも検出されているし、3号機は爆発しているから出ていないはずがない。 ・5/11 衆議院科学技術特別委員会 2011.5.20 ※武田教授は、3:14あたりから ・日本の原発で今一番安全なのは、壊れている福島原発。 一番危険な原発は、もんじゅ。事故を隠している。 二番目に危険な原発は、浜岡原発。津波だけの対策ではだめ。 次は、その他の原発全て。原発は震度5位で壊れる設計。 また、どうすれば、日本の放射性物質の除染ができるか 具体的な解決策案も話されています。 日本には、使える技術が既にある。 青森県六ヶ所村の再処理工場等のように稼動している すぐに使える放射能除染技術が既にあると。 日本政府は、早く実行してください ・11/11 衆議院科学技術特別委員会 2011.5.20 ※武田教授は、9:40あたりから ・武田教授 「私が決断を出来て、装置を作れる立場にあれば、 事故直後は別にして 4月上旬には、放射線汚染物質の蒸留装置を発注する。 汚染物質を詰めたドラム缶の仮の貯蔵所を作る。 各地から集まる、土壌の洗浄装置を作る。 洗浄して出来た汚水を、蒸留する。 汚染された樹木を切り、汚染された野菜(福島の現在汚染された地域で採れる野菜は、残念ながら全て汚染されている。現在、汚染された地域で汚染されない作物を作る事は不可能)を全て買い上げて、 洗浄装置、蒸留装置、排気を放射性物質除去フィルターで綺麗に する焼却装置、放射性汚染物質回収装置を直ちに作り 処理、回収する。 まずは、大量に放出された放射性物質を取り除かなければ 手も足も出ない。 青森に既にある処理装置と同じようなものを、別にも作り 日本全体として処理する方法を決める。 とにかく早く、汚染物質を影響の無い場所に集めることが重要」 これら以外にも、武田教授も何回か質問に答えていますし、 この日の衆院科学技術特別委員会は、全部通しで見ると良いと思います。 というより、日本人は全員見るべきだと思います。 原発事故により全国的に放射線被害を受けている現在の日本人は、自分達自身の事なのだから。 他の参考人の方々の意見も、今現在から今後の放射線汚染の考え方と対策について大変参考になります(原子力安全委員会委員の意見は反面教師の意味で)。 全部通しで見るには・・・ ●衆議院・インターネット審議中継 http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=TD (1)上記リンクで表示された画面の左側のカレンダーから 2011年 5月の「20日」をクリック (2)表示される議会名の一覧から、「科学技術特別委員会」を クリック (3)全部通しで見るには、「審議を初めからご覧になるには 「アイコン」をクリックしてください。」の中の 絵がアニメーションで変わるアイコンをクリック または YouTube ・1/11 衆議院科学技術特別委員会 2011.5.20 1/11~11/11まであります 武田教授の他にも ・年間20ミリシーベルト問題・久住静代(原子力安全委員会委員)答弁 関連して ・原子力安全委員会は20mSvを基準とすることを認めてない! 2011年5月2日(月)14:30~16:00 参議院議員会館1F 講堂で行われた、 「20ミリシーベルト」撤回要求対政府交渉 (文部科学省・原子力安全委員会との交渉)の席上 原子力安全委員会事務局・管理環境課課長補佐 栗原潔氏が 「原子力安全委員会は、子どもに関して 年間20ミリシーベルトの被曝は許容しません。」と明言 文部科学省は、何やってるんだ 原子力安全委員会の助言に基づいて、 年間20ミリシーベルトまでなら小学校を開いて良いという基準にしたんじゃないの 文部科学省は、根拠の無い(どころか子供達を無用な危険に曝す) 年間20ミリシーベルトの基準を早急に撤回するべきだ また、前述の国会での武田教授の意見で、 「ストロンチウム、プルトニウムという非常に重要なものが測定値すら出ていない。出ていないはずが無い」 というのがありましたが、 これも、気になります。 ・【意見映像】福島県 浜通りはプルトニウム汚染地域? そういえば民主党議員は政府与党にもかかわらず誰も、 事故当初からしばらくずっと(1ヶ月位?)不思議な事に 南相馬市には行きませんでしたね。 なぜ? 私の日記 ・福島・南相馬市長 米タイム誌「影響力ある100人」に選ばれる YouTubeで世界にSOSを呼びかけ 痛いニュース ・枝野氏、南相馬市を防護服で5分間車外視察…住民「こんなに遅く来て帰るのは早い」2011年04月18日 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.05.21 15:45:41
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