テーマ:カメラ・・・四方山話(738)
カテゴリ:FE 85mm F1.8
私はα7シリーズを初代からIIIまでここ近年ずっと使っておりましたが、全てオールドレンズを楽しむためというスタンスで純正レンズを長く持っていませんでした。
そんな私が初めて購入した純正レンズが今回のお話します「SEL85F18(FE 85mm F1.8)」というレンズになります。 ○ 「FE 85mm F1.8」というレンズとは ![]() <FE 85mm F1.8> 光学系構成 :8群9枚 焦点距離 :85mm 最短撮影距離 :0.8m 絞り羽根枚数 :9枚 F値 :f/1.8~f/22 フィルター径 :67mm マウント :ソニーE 重量 :371g まず第1印象として『爽やか』かな...後発の「FE 35mm F1.8」のコッテリ系と違い、特に「青」の描写に特徴があってある種「透明感」のある画を提供してくれますね。 余談ですがSony純正レンズとは相性が良いのかこれまで手に入れた3本(このレンズ・SEL70200F4G・SEL35F1.8F)はみな購入大正解という印象で、購入先のMapCameraさんに投稿したこの3本のレンズレビューがすべて何某かの賞をいただき合計すると20,000pt.(ポイント2万円分)もいただいているレンズたちなんですよねえ。 そんな純正購入第1弾がこのレンズということになります。 ○ このレンズを購入した経緯 まず大きな動機としては「時期」があります...2019年春α7IIIの大型アップデートがあり、その目玉が瞳AFの進化と「動物瞳AF」への対応ですね。孫やCobbyを撮るのにとくに動き回る孫はMFばかりでは対応しきれなくなり、ぜひ評判の「瞳AF」の恩恵を受けてみたいという事が一番ですかね。純正レンズも随分と増えてきた中で廉価であちこちで見る作例の良さからとポートレート向きということもありこのFE 85mm F1.8に白羽の矢が立ちました...結果大正解というわけです。 ○ 作例に見る「FE 85mm F1.8」 それでは前回予告していたように、「やっぱりこのレンズだよねえ」という私的ナイスショットをいくつか見ていただきたいと思います。 [河津桜 #1] ![]() (f/1.8, 1/2000, ISO100) [河津桜 #2] ![]() (f/1.8, 1/1000, ISO100) [河津桜 #3] ![]() (f/5, 1/500, ISO100) [河津桜 #4] ![]() (f/1.8, 1/6400, ISO100) [河津桜 #5] ![]() (f/1.8, 1/1000, ISO100) ここまでが河津桜です、どうでしょうか...開放での画が多いのですが、さすがに中望遠ということもあり柔らかい描写の中に一輪の花だけをピックアップすることもできますし、明るく撮ればまさにその「爽やか」さが一段と前に出ます。先日曇りの日にトライした<前ボケ額縁効果>などいとも簡単に美しい前後のボケを生かした画像を収めることができますね。 [梅 #1] ![]() (f/5.6, 1/400, ISO100) [梅 #2] ![]() (f/2.8, 1/400, ISO100) [ハクモクレン #1] ![]() (f/2.8, 1/125, ISO100) このハクモクレンの一枚は前日の「AF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G ED」の一枚とほぼ同じアングルそして同じ絞りf/2.8(向こうは実効f値でf/3になってます)なんですが、背景が全然違いますよね。同じ9枚絞りでも焦点距離25mmの差だけではないボケの美しさがあります...Tamronにも負けてないかもしれませんね。 そういう意味ではサザンカも素敵な表情になります... [サザンカ #1] ![]() (f/1.8, 1/500, ISO100) [サザンカ #2] ![]() (f/1.8, 1/400, ISO100) 最短0.8mなので「もっと寄りたい」という欲求は出てきますが、十分な描写ではないでしょうか。ナノクリ60mmマクロと共通して葉の質感とボケがいいバランスです...ただしNikonのナノクリ・マクロはさすがにボケの繊細感・エッジの柔らかさ・質感の豊かさなど一歩抜きん出ているのは確かですね...マクロと比べては可愛そうなんですが^^;)...ポトレでどれだけ優位性を保てるかですね^^。 [Cobby:参考] ![]() (f/4, 1/400, ISO100) [ハナミズキ:参考] ![]() (f/5.6, 1/500, ISO100) ○ そして総評として... 上の2枚で見るように先述した爽やか系な青、そして素直なボケにも好感が持てますね。色の傾向からするともう一本の単焦点「FE 35mm F1.8」が夏場これでもかという暑さをきっちり描写してくれるのに対してこのレンズはどこか涼し気なところがあり物足りなさを感じさせてしまうところが特徴の一つかもしれません...けして鮮烈な色が出ないというわけではないのでご安心を(笑)。 このレンズ、たまに持ち出すと写欲を上げてくれてとてもありがたいレンズなんです^^。これがFE 35mm F1.8より安いというのが驚きです...まああちらはあちらで良いところがたくさんあるのですが。機会があれば35mmの方もぜひ詳細にご紹介したいと思います。 2020年2月 江川周辺・文化の杜公園にて (α7III + FE 85mm F1.8) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.03.04 01:34:16
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