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2020.09.18
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今回はちょっと外して「Nikon World」の検証みたいなことをしてみたいと思います。

いつもはα7II・α7IIIをメインにオールドレンズをそして時々X-T2で色を楽しんだりしてますが、この夏俄然出番が回ってきたNikon D700がやはり楽しくてこのところずっとAF-S Micro-Nikkor 60mm F2.8G EDを付けて撮影してました。
今回は久々にレンズを変えて...といっても「Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D」なので絞り羽根が二枚減ったひと世代前のモデルの同じマクロ(Nikonではマイクロ)レンズなんですが^^;)。
近場の公園に咲いているサルスベリがとても綺麗になってきたので、以前春のハナミズキで素晴らしい描写を見せてくれたこのレンズで撮っておきたく持ち出しました。

Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
<Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D>
光学系構成 : 7群8枚
焦点距離 : 60mm
最短撮影距離 : 0.219m
絞り羽根枚数 : 7枚
F値 : f/2.8~f/32
マウント : ニコンF
フィルター径 : 62mm
重量 : 440g

...すると冒頭に書いたようにとても「Nikon」なんです(笑)。

このレンズは最新のナノクリマクロと比べると確かにあのシャープな中に独特なというか品のある柔らかさみたいな繊細感は望めませんが、鉄など金属を撮らせると見事な描写をしてくれてその質実剛健さはどちらかというと男性的と言っていいのかな^^。
ナノクリマクロがインターナルフォーカスなのに対してこちらは鏡筒が伸びるタイプですが、IFでない分開放でも周辺減光があまり気になることがない...というのは私の思い違いでしょうか...でもそんな気がします。
それでは今回ほかの花なども撮ってきましたのでその特徴的な描写を少し見ていただきたいと思います...

[氷川神社]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5, 1/13, ISO200)

まずは近場の散歩コースで時々寄る下鶴馬氷川神社の本堂から。
どうですか、久しぶりにこうした素材の画像を見ると「やはりNikonだなあ」と思ってしまいました。どこが?というポイントを説明するのが難しいですが...「色」と、レンズの特徴として見るものとは少し違う「空気感」でしょうか...微妙なところですが、普段Sonyを使うことが多いのでピンとくるものがこみ上げてきます(笑)。

[シソ]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5.6, 1/100, ISO400)

畑の一角にこんもりとして小さな白い花をたくさん咲かせていたんですが、よく見ると見慣れた茎の形状といい「葉」といいまさに「紫蘇」ですよね。すぐ目の前にありますので、つい一握りいただいてきそうになりました^^;)。

[ヘクソカズラ]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5.6, 1/200, ISO280)

どうですか、良いボケしてますよねえ...エッジが溶けそうになりながらも形状を維持しているNikonらしいボケですかね。そしてフォーカス面のシャープな描写でいつかナノクリマクロの記事で書きましたが、こうした良質のボケを背景にピント面がキリッとシャープに浮き上がるのでナノクリマクロの(良質な)柔らかさがあまり見られない分見た目のインパクトがこちらのレンズの方が大きいのだと思います。

しかしなぜこの2輪のヘクソカズラの花は虫喰った葉の穴から顔を出しているのでしょうか(笑)。

[ブルーサルビア]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/7.1, 1/60, ISO280)

ただしこの日はほぼ曇り空でどちらかというと自然光下という条件なので、光が全体にまわり強いコントラストがない分ボケと合わせ柔らかな描写になっていますね。
不思議とLightroomでNikonのプロファイル(この画では<カメラ・ビビッドv4>)を使っていると...普段はADOBEのプロファイルが多いのですが...霞の除去を少し多めに使うとNikonらしさが増すようです。

[Cobby]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/2.8, 1/800, ISO280)

ご覧のような天気です、でも先程書いたように開放でもナノクリマクロのような周辺減光が出ません。私はレンズプロファイルを当てると逆に周辺が不自然に明るくなるので使ってません...歪みもそれほど気になりませんので。

そしてサルスベリです...

[サルスベリ#1]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/4, 1/160, ISO280)

なんともD700の描写を嫌でも感じさせてくれます^^。α7シリーズのような精細感は望めませんが、豊かな階調でけして背伸びをしない余裕を感じさせる(柔らかさに通ずる)描写みたいなものを見せてくれます...このへんがいつも「ホッとする感触」を与えてくれているんだと思います。

[サルスベリ#2]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5, 1/200, ISO280)

ただしこの日はまだまとまって咲いている「房」部分が少なく、きれいなんですが花のまとまりがまばらでみなレンズを上にしないと撮れないケースが多く光もいまひとつシャキッとしませんでした。こうした逆光気味になるケースも多く、+1段ほどの露出補正をかけて撮りました。現像時更に明るめにしていくことで花の元気さ・爽やかさが出てきたように思います。

[サルスベリ#3]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5.6, 1/200, ISO280)

これなどはレンズの素性で書いた「男性的」からはかなりかけ離れた1枚ですね(笑)。花や葉(枝)の作る曲線が活きたちょっと女性的なイメージになっているかなと思います^^。
桜の時も感じたのですが、このレンズの逆光での描写の耐性の高さはとても有効でイメージを作りやすいです。

[揺籃(オトシブミ)]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/8, 1/50, ISO280)

光の状態がモロに出てしまいましたね、葉の多くがなんとも平坦な写りになってます。オトシブミが主役なのでこのアングルしかなくて困りました^^;)。せめて右端の葉の描写くらいは確保したかったんですが...。
でももう中身の葉の色が随分と変わってきました、ほぼ出来たてで見つけたのが9/2ですから2週間ほど経っています。あと1週間もすれば生まれてくるのでしょうか、なんとか見られるといいんですがねえ...難しいかな^^;)。

[ジョロウグモ]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/4, 1/100, ISO400)

こちらはまたすいません、前回Super-Takumar 28mm F3.5(前期型)で撮ったジョロウグモです。
なんと今回またオス・メスともに同じ位置にいるのが見られました。マクロならではの描写ですね、大きくするのが怖いくらいです...まあそれでも高画素機ではないD700ですからご安心ください(笑)。

[コーラルニンフ]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5.6, 1/500, ISO400)

こちらも花の構造がこれですからこれだけ近づくとシベを撮るか花びらを撮るか迷うところですが、きれいな色の花びらにしました、その甲斐あって素敵なカラーバランスになってますね。

[ニラ]
Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D
(f/5.6, 1/640, ISO400)

そして最後はなんと道端で見つけたニラの花です。
いつもニラの花については3箇所ほどキープしているのですが、まさに道路脇で素敵なスターを見つけてしまいました^^。明日にはこの状態はもう見られませんからね、まさに一期一会です。
D700のファインダーは視野率95%しかありません、なのでファインダーからかなりはみ出すほど近づいています、フレームぎりぎりになるかどうかは経験値だよりです...1,200万画素ですからプリントなどを考えるとよほどのことでない限りトリミングはしたくない...という癖です(笑)。

いかがでしたか...ほぼミラーレスでの撮影が多いので私にとってはD700の画はまさに一服の清涼剤と言えます。いまでも高画素のD810は「いつかは...」と考えていますが、こうして元気なD700のおかげで踏み出せずにいます^^;)。
一時期気になった露出の暴れも見られず、老体の使い方というかペースが丁度いいのかもしれません(笑)。

今回はそんなD700の<Nikon World>に癒やされてるという話題でした...^^。

2020年9月 江川周辺にて
(D700 + Ai AF Micro-Nikkor 60mm F2.8D)





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Last updated  2020.09.18 00:17:16
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