テーマ:カメラ・・・四方山話(738)
☆ α7S + XR RIKENON 50mm F2の巻 ☆
いま久しぶりにフィルムカメラを使って散歩撮をしています... ![]() フィルムは写真の生産終了した「FUJI SUPERIA X-TRA400」で、しばらく前に使った時は「planar T*1.4/50 ZF」を付けて絞りを開けすぎて失敗写真量産でした(笑)。今回は「Ai Nikkor 50mm F1.4S」を付けて「絞り優先モード」と「マニュアル」を使って注意しながら撮ってます...次は昼間でもある程度絞り開けられるように「ASA100」を使おうとつくづく思いってます^^;)。 さて今回の記事はその「Nikon F3」を使い始める前にいつものα7Sに「XR RIKENON 50mm F2」を付けての散歩撮のお話しとなります。 カメラがα7Sになってこのレンズがとてもまっとうなレンズに様変わりした話題は前に書きましたが、今回はいくつかの画像にこれまで見られたこのレンズならではのボケ描写などが見られましたのでそんなところも見ていただければなあと思います。 それでは時系列で見ていきましょうか... [諏訪神社] ![]() 素敵な西日色に染まる神社です、そしていつもはせいぜい描写ピークのf/5.6くらいまでしか絞りませんが<f/8>です。でもどうでしょう...地面の小石や奥の木々の描写など周辺の解像感もとても高い感じですよね、このレンズの解像感高そうな描写は低画素機のα7Sでも十分楽しめます(笑)。 [氷川神社のにゃんこ] ![]() こちらは境内の日向でのんびりしていたニャンコがCobbyの不意打ちで警戒態勢に入ったところです。 高い木々が多いので自然光だとこの神社はとても暗いので強い周辺減光でスポットを当てたような楽しい写真が手に入りますが、冬の低い西日がたっぷり注いでいますので背景も開放にも関わらず適度な臨場感が感じられますね。 やはりα7IIIなどと比べて目を中心にフォーカスの当たった頭部の描写がこのα7Sではとても優しく感じます。 [黄葉とCobby] ![]() そしていかがですかこの描写...先日の「HEXANON 57mm F1.4」と比べると随分と感触が違いますよね。勿論落ち葉が時間とともに茶色く変色してきたものが多いこともありますが、Cobbyの色もなんとなくノスタルジックです。そして葉の一枚一枚にも見られるようにエッジが比較的はっきりしているのが分かると思います...イメージが随分と変わりますね...でも相変わらずおでこの毛の質感はピカイチ^^。 [氷川の森のフレアとCobby] ![]() α7Sのフレアコーナーですが今回はあまり味を感じませんね、というよりCobbyを包む逆光となる西日の空気感を感じるほうが自然かもですね(笑)。 [雲居の瀧:湧水口] ![]() F1.4クラスのレンズ開放ではボケは別にしてこの湧水口の縁がキリッとしながらどんな描写かと見られるくらいですが、F2レンズとなるとさすがに透明感のある水面の表情まで見ることが出来ますね...加えてエッジがはっきりしてますのでとてもメリハリを感じます。 ただ右奥に見られるボケのうるさそうな雰囲気がこのくらいの距離から出始めるのも分かります^^;)。 [雲居の瀧:木道] ![]() 一つ前の「うるさそうなボケ」がここでははっきりこのレンズの特徴的なボケとなって描写されています、まさに大小の丸い点を塗り重ねるように描写されるボケ描写ですね。 でもこうしてフォーカス面を中心に見られる小川の表情、湿り気のある落ち葉そして草の緑などからこの森の澄んだ空気感が感じられて良いなあと思います^^。 [ヤブミョウガ] ![]() 出ましたよこのレンズのボケ描写...それでもやはりカメラがα7Sのせいか若干エッジが柔らかくなってうるささやギスギス感がなくヤブミョウガに目が集中できますよね。このへんがα7Sを使ってこのレンズがまっとうなレンズになったような気を起こさせるんでしょうね(笑)。 [神社裏のニャンコたち] ![]() 近接での開放...まあ被写界深度がよく分かる画像です。 2匹の午後のおやつが来るまでのまったりした時間を撮りました、目がまだ起きていないのがよく分かります(笑)。 このレンズで撮るとちょっと毛が硬そうに見えますが、実際はとても柔らかな毛なんです...開放からシャープに出てエッジがはっきりしているせいでしょうかね^^;)。 [キラリ☆ふじみのCobby #1] ![]() でもこうしてCobbyを撮ると開放でもおでこだけでなくボディの毛もとても柔らかな感触で出てくれますから不思議...光の反射の仕方が違うんですかね(笑)。 傾いた西日がちょっとノスタルジーを感じさせます。 [キラリ☆ふじみのCobby #2] ![]() やはりこうして日陰オンリーで撮ってあげると「Cobbyくん男だねえ」となりますね(笑)。 どちらの写真もここでは背景が直線的・平面的なのでボケに不安要因がないためこのレンズでもどこでも撮影OKなんです^^。 [氷川の森出口にて] ![]() 最後の一枚はとても気持ち良い描写で相変わらず「しでかして」くれたので大きく貼ってみました^^。 氷雲でしょうかね空がとてもきれいだったので、森の出口正面に仁王立ちしている形良い木を入れて構図を決めてみました...手すりそして幹がシンメトリーになって画面を締めてくれているのがポイント高いですよね...勿論一番気持ち良いのは空なので1段のマイナス補正をかけています、ですがそれに負けずエッジの強さで木などの陰影をしっかり魅せてくれてますよね^^。 さていがかでしたでしょうか...このレンズも結構時間をかけて使ってきました、α7Sも手に馴染みだして気持ち良い描写が少しずつ見られるようになってきた感じです。 特にこのレンズのボケ描写は諸刃の剣ではありませんが、時として雰囲気ぶち壊しみたいな結果を出す時があるので、α7Sのボケにふくよかさ・柔らかさを加味してくれると幾分そうした阻害要因を緩和してくれるので助かります。 でも...でもです、このレンズの真骨頂としている混沌とした背景にシャープなフォーカス面でこのレンズでなければ撮れない「開放」があることも事実なんですよね...このα7Sではまだ撮れていません! 今回も「何かしでかす」というところではOKなんですが、<真骨頂>を早くものにしたいですね...そんな「XR RIKENON 50mm F2」の話題でした...^^。 2021年12月 雲居の瀧・キラリ☆ふじみほかにて #α7S #XR_RIKENON_50mm_F2 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.12.20 00:00:07
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