テーマ:カメラ・・・四方山話(738)
☆ α7S + MC TELE ROKKOR-QD F3.5の巻 ☆
さて前回の「MC Macro Rokkor 50mm F3.5」と一緒に手に入れたのが今回ご紹介する「MC TELE ROKKOR-QD F3.5」です。 ![]() 《 MC TELE ROKKOR-QD F3.5 仕様 》 ○ 光学系構成 : 4群4枚 ○ 焦点距離 : 135mm ○ 最短撮影距離 : 1.5m ○ 絞り羽根枚数 : 6枚 ○ F値 : f/3.5~f/22 ○ フィルター径 : 55mm ○ マウント : ミノルタSR/MD ○ 重量 : 412g(実測) ![]() こちらのレンズ偶然にも前回の「MC Macro Rokkor 50mm F3.5」同様に1973年の形式「MC-X」のようです。 大にしてこの時代の望遠はジャンクといえどけっこう状態の良いものが多い気がします。このレンズもご多分に漏れず外観は非常に状態が良いですね。光学系の小さな点カビが数点見られるのが残念なくらいですがほぼ写りには影響なしですね。 自分的にはあまり持ち出す焦点距離ではないのですが(最短が1.5mですし)、私の持ってるPentaxのM135ではないですが135mmともなると<F3.5>に不足はなくボケ量もしっかりあるので問題は描写傾向ということになりましょうかね。 さてこちらもほんの一回の散歩撮の様子ですが、ファーストインプレッションを見ていきましょうか... [モミジ] ![]() 枝先からはやくも紅葉の始まったモミジの開放の一枚ですが、ROKKORの柔らかさを感じられて悪くないですね(笑)。インフォーカスから枝の奥に向けて徐々にボケが強くなるさまにも圧縮感が強く出る望遠らしからぬ距離感が感じられますよね。 [駐車場] ![]() きれいな色の車止めのある駐車場を開放で撮った一枚です。インフォーカスの描写もキリッとシャープに出た気持ち良さが感じられます、距離による僅かなボケも自然で良いのではないでしょうか。 [コスモス] ![]() α7Sのおかげで柔らかく出た二線ボケがうるさくなりそうなのが抑えられている感じですが、インフォーカスに目をやるとコスモスの花もROKKOR的なシャープさ加減もよく、右側に見られるインフォーカスの茎や葉の様子に良い空気感が出ているかと思います。 [Cobby] ![]() Cobbyの描写にはこれといってレンズの特徴らしきものは見られませんが、背景に目をやるとボケの中に標準で撮ったかの距離感のしっかりある臨場感さえ醸しそうな描写がなんともROKKOR的と言えそうです(笑)。 [芙蓉の花:f/3.5] ![]() こうして少し背景に距離があるとしっかりROKKOR的ベール感を醸してきます、芙蓉の花の描写もなかなかシャープに出ている感じです。 面白かったのがこの構図における絞りの違いで見られる背景の変化でした... [芙蓉の花:f/8] ![]() [芙蓉の花:f/16] ![]() 135mmらしい柔らかなボケの中に徐々に背景の成り立ちがはっきりとしてきながらキープされる空気がいい感じです...f/16の描写も「あり」ですよね。 [アベリア] ![]() なのでこうしたちょっと近接での一枚でも少し絞った方がその場の雰囲気が柔らかさの中にぼんやり浮かんでくるさまがシャープに出たフォーカス面との対比でとても気持ち良いですね。 いかがでしょうか...数少ない画像ですが、このレンズの美味しさがちょっと感じられて嬉しくなります。安いレンズでもどこかROKKORを感じさてくれるのはさすがというところでしょうか。 おまけで付いてきたようなレンズですが、こちらのほうが面白そうかな(笑)。 そんな今では中望遠という135mmのROKKORのお題でした...^^。 2022年9月 文化の杜公園ほかにて #α7S #MC TELE ROKKOR-QD F3.5 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2022.09.20 00:00:20
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