ホワイトアウト 真保裕一(再読)
初めて読んだ時、高校生でした。映画化されるというので、原作を一度読んでみたいと思って購入するしました。映画も家族で映画館で観ましたが、迫力があって面白かったです。16年ぶりに読みましたが、何度読んでも最初から最後までページをめくる手が止まらないほど面白かったです。富樫が一人でテロリスト達と知恵を巡らせながら戦ったり、彼の亡き親友の婚約者・千晶が逃げる為に様々な知恵を絞ったりするところが、地味でありながらも、これからどうなってしまうの?と思いながらエピローグまで読み終えました。千晶が搬送された病院の医師の言葉が、胸に響きました。犯人グループ5人の消息が判らないのが少しもやっとしましたが、それ以外はスッキリと片付いた結末を迎えて良かったです。