2016/06/05(日)22:37
同級生 東野圭吾
ある高校で起きた女生徒の交通事故死と、女性教師の絞殺事件ーふたつの事件の真相が明らかになるにつれ、主人公の妹の病の原因が大企業が起こした公害によるものと判り、単なる学園ミステリーの枠に収まらない、読み応えのある作品でした。
主人公・西原壮一の性格が好きですし、彼と共に事件の真相を探る楢崎薫や野球部の部員達も魅力的な登場人物でした。
被害者である女性教師は「殺されても当然」のような性格の持ち主ですが、ちょっと可哀想な死に方でしたね。
ラストが意味深でしたね。