2020/08/04(火)13:40
二つの「ペスト」を読み比べてみた。
昨日読了した、ダニエル・デフォーの「ペスト」は、カミュの「ペスト」とは違い、ノンフィクション(ドキュメンタリー)映画を観たような気分でした。
事実を淡々と記録し、ペストに襲われた人々の姿を冷静に綴っていました。
対してカミュの「ペスト」は、ペストによって封鎖された街でペストに襲われた人々の姿をドラマチックに描いています。
濃厚な人間ドラマを描くのなら、カミュの方が映画やドラマに最適です。
まあ、この二冊は一読の価値ありです。