※BGMと共にお楽しみください。
「薄桜鬼」のオメガバースパラレル小説です。
詳しい設定については
コチラのページをご覧ください。
土方さんが両性具有です、苦手な方はご注意ください。
制作会社様とは関係ありません。
二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。
「ここの公式をここに当てはめたら・・」
「そうか。難しいと思っていたら、意外と簡単だったんだな。トシ、ありがとう。」
いつものように、歳三が試衛館で勇に宿題を教えていると、彼はそう言って屈託のない笑みを浮かべた。
「なぁトシ、お前香水をつけてるか?」
「つけてねぇよ。」
「そうか、何だかお前の身体から甘い香りがしてきたから・・もしかして、発情期か?」
「あぁ。薬はちゃんと飲んでいるから大丈夫だ。」
「そ、そうか。」
そう言った勇の目が少し泳いだのを、歳三は見逃さなかった。
「勝っちゃん、どうしたんだ?」
「いや、あの・・」
勇は必死に股間を隠そうとしていたが、そこは隠し切れない程、熱く滾っていた。
「すまんトシ、俺は・・」
「勝っちゃんなら、俺は抱かれてもいいぜ。」
「トシ・・」
勇は頬を赤く染めると、そっと歳三の手を握った。
「俺を抱いてくれ、勝っちゃん。」
「駄目だ、そんな・・」
「お願いだ、俺を抱いて番になってくれ、俺が、誰かに奪われる前に・・」
「トシ!」
堪らず勇は、歳三を畳の上に押し倒した。
「トシ・・」
「勝っちゃん・・」
「本当にいいのか?」
「あぁ。」
歳三はそう言うと、勇の唇を塞いだ。
勇に抱かれた時、歳三は嬉しくて涙を流した。
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