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JEWEL

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二次創作小説:天上の愛 地上の恋 「蒼き翼」

2019.10.27
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素材はNEO HIMEISM 様からお借りしております。

「天上の愛地上の恋」の二次創作です。

作者様・出版者様とは関係ありません。

二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。


少女はルドルフの手を引っ張ったまま、お気に入りの花畑へと向かった。

『ほら、見て!』
少女に言われ、ルドルフは眼前に広がる一面の向日葵を見た。
それらは皆、太陽に向かって咲き誇っていた。
『ここ、わたしのお気に入りなの!』
『君、名前は?』
『わたしはマリ、日本から来たの!』
『日本?』

かつてウィーンに居た頃、ホーフブルク宮殿を訪ねてきた留学生達の姿がルドルフの脳裏に蘇った。

確か彼らも、この少女と同じ、極東の島国の出身ではなかったか。

『どうして、こんな遠いところまで来たんだい?』
『父上と母上と一緒に、農園で働いて、将来は自分で農場を経営する為よ。御一新でわたし達の生活は苦しくなってしまったから。』
そう言って少し寂しそうな顔をルドルフに見せた少女・マリは、滔々と極東の島国からこの南米の地にやって来た経緯を語り始めた。
マリの家は、かつては“アイヅ”と呼ばれていた王家に仕えていたサムライの家だったこと、それが“御一新”と呼ばれる内戦の所為で全てを失い、一縷の望みに賭けて海を渡り、慣れない異国での生活を送っている事。
『わたしには父上や母上、兄上が居るけれど、それだけでも恵まれていると思うの。わたし以外の家族の中では、戦で亡くなった方が沢山いらっしゃるし・・』
『君は偉いね、幼いながらもご両親の助けになろうとして。わたしにも、君と同じ年位の娘が居るんだよ。』
『その娘さんは、今どこにいらっしゃるの?』
『ここから遠い所さ・・もう二度と会えないだろうね。』

ルドルフはそう言うと、蒼く澄み切った空を見上げた。

たとえエルジィとは遠く離れていても、この空は彼女が居るウィーンへと繋がっている―そう思うと少しルドルフの気が楽になった。

『さぁ、学校に戻ろうか。』
『うん!』
ルドルフとマリが手を繋ぎながら向日葵畑から学校へと戻ると、アルフレートが慌てた顔をしながら二人の元へと駆け寄った。
「二人共、何処へ行っていたんですか!もう午前中の授業は終わりましたよ!」
「すまない、少し息抜きをしたくてな。それよりもアルフレート、教師の仕事はどうだ?うまくやっていけそうか?」
「ええ。スペイン語の勉強にもなりますし、子供達はみんな元気で明るいから遣り甲斐があります。」
「そうか。」

午前の授業が終わり、生徒達は昼食を取るために帰宅したが、マリだけが学校に残り、家から持参した弁当を風呂敷包みから取り出した。

『美味しそうだね。これは君のお母様が作ってくれたものなのかい?』
『ええ。お米はここでは手に入らないから、代わりにサンドイッチを作ってくれたの。』

そう言ってマリは、母親が作ってくれたサンドイッチをルドルフ達に見せてくれた。

そこにはチーズとトマトが上に乗っており、質素ながらも美味しそうなものだった。

『ルドルフ様、わたし達もお昼に致しましょう。』
『あぁ、そうだな。』

アルフレートが持参したバスケットの中には、彼の手作りのサンドイッチが入っていた。

『お前は相変わらず料理が上手いな。』
『お褒めに預かり、光栄です。』

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最終更新日  2019.10.27 00:00:18
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2019.10.25



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「天上の愛地上の恋」の二次創作です。

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「ルドルフ様、あなた様がついていかなくてもよろしいのに・・」
「何を言う、アルフレート。お前の事が心配で堪らないんだ。」
ゴンザレスが経営している学校へと向かう馬車の中で、ルドルフはそう言うとアルフレートの手を握った。
「ルドルフ様、もしかして子供達に嫉妬されているのですか?」
「ふん、馬鹿な事を・・わたしは、子供には嫉妬しない。」
「ウィーンに居た頃、わたしが救護院の手伝いをしている時、遠くから恨めしそうに見ていましたよね?」
「そ、それは昔の話だ!」
ルドルフはそう言って顔を赤く染めると、アルフレートにそっぽを向いた。
いつもウィーンでは凛々しく、クールな顔をしていたルドルフだったが、自分の前でだけ、子供っぽい表情を浮かべていた。
それは、南米に移住した今でも変わらない。
「ルドルフ様、わたしは何処にも行きませんから、安心なさってください。」
アルフレートはそう言うと、ルドルフの手を握った。
「そんな事、知っている。」
二人を乗せた馬車は、やがて教会の前に停まった。
『アルフレート様、ようこそお越しくださいました。ルドルフ様も。』
教会に隣接している司祭館にルドルフとアルフレートが入ると、ゴンザレスは笑顔を浮かべて二人を出迎えた。
『ゴンザレス様、本日から宜しくお願いいたします。』
『こちらへどうぞ、子供達が待っております。』
ゴンザレスと共にルドルフとアルフレートが教室へと向かうと、そこには粗末な身なりをした少年少女達が椅子に座っていた。
『みんな、彼は今日から君達の先生になる、アルフレート=フェリックス先生だ。』
『皆さん、初めまして。アルフレート=フェリックスです。今日から宜しくお願いしますね。』

黒板の前でアルフレートが子供達にそう挨拶すると、それまで大人しく椅子に座っていた子供達が立ち上がり、一斉に彼の方へと駆け寄って来た。

『アルフレート先生、何処から来たの~!』
『ねぇ、あっちのブロンドの人誰~!』
『一緒に遊んで~!』
子供達はそう矢継ぎ早に質問すると、アルフレートをもみくちゃにした。
『みんな、ちょっと落ち着こうね?』
救護院で子供達の扱いに慣れているアルフレートは、そう言うと子供達を落ち着かせた。
ルドルフは教室の後ろで、アルフレートが子供達に文字を教えている姿を見ていた。
ウィーンで司祭をしていた頃から、彼はいつも子供達に好かれていた。
それは、彼が『天使様』と呼ばれているのも解るような、優しい雰囲気を纏っているからだろう。
子供相手に嫉妬するなんてことはしないが、アルフレートが自分以外の者と親しくしているところを見るとルドルフは何故か落ち着かないのだ。

(大人気ないな・・)

ルドルフがそう言って溜息を吐いていると、不意に誰かが自分の上着の裾を引っ張って来た。

『おじさん、遊んで~!』

そう叫んでと突然ルドルフに抱きついて来たのは、彼の一人娘・エルジィと同じ年頃の少女だった。

少女を邪険に振り払うことも出来ずに、ルドルフは少女と手を繋いで教室から外へと出た。

『何をして遊びたい?』
『あっちに綺麗なお花があるのよ、一緒に行こう!』

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最終更新日  2019.10.25 00:00:19
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2019.10.24



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「アルフレート、何故止める?」
「ゴンザレス様のお話を少し聞いてから、カルロス様にお会いしても宜しいのではないでしょうか?」
アルフレートはそう言うと、今にもカルロスを殺しそうな目をしているルドルフを必死で止めた。
「そうだな、奴を殺すのはその後にしてもいい。」
ルドルフは少し不満げな顔をしてドアに背を向け、アルフレートの隣に座った。
『それでゴンザレス殿、アルフレートに学校の手伝いをして欲しいと・・そうおっしゃりたいのですか?』
『はい、そうです。もしお嫌ならば・・』
『わたしでよければ、学校をお手伝い致しましょう。』
「アルフレート、こっちへ来い。」
ルドルフはいきなりアルフレートの手を掴むと、そのまま母屋から出て行った。
「お前、一体どういうつもりだ? あんな奴の手伝いをするなんて。」
「ルドルフ様、ゴンザレス様は悪い方ではないと思います。」
「だが、あいつはあのカルロスと繋がっているかもしれないんだぞ? もしお前に何かあったら・・」
「お言葉ですがルドルフ様、わたしは拳銃を扱えますよ?」
天使のような清らかな笑みを浮かべながら、アルフレートはサラリと物騒な言葉を口にした。

(ああ、そうだったな。)

その言葉を聞いたルドルフは、ウィーンで7年ぶりに再会したアルフレートが、逞(たくま)しく強(したた)かな男となっていた事を思い出した。
ルドルフの中でのアルフレートは、宮廷付司祭として働いていた頃の彼の記憶しかなかった。
だが、アルフレートはすっかり変わってしまった。
その変化に気づけない自分に、ルドルフは我ながら苦笑した。
「ルドルフ様?」
ルドルフが我に返ると、自分を心配そうに見つめるアルフレートの姿があった。
「いや、何でもない。お前はわたしと離れている間、強くなってしまったようだな?」
「ええ。何せあなたよりも3つも年上ですから。」
「言ってくれるな、お兄様。」
ルドルフはそう言ってアルフレートに微笑むと、彼の胸を拳で軽く小突いた。
「戻ろう、大公達が心配している。」
「はい。」
ルドルフの手を握り返しながら、アルフレートは昔ウィーンでヨハンと追いかけっこをしたことを思い出した。
「何を笑っている?」
「いいえ。」
「おかしな奴だ。」
アルフレートとルドルフが仲良く連れ立って母屋に戻ると、ダイニングルームにゴンザレスの姿はなかった。
「ゴンザレス様は?」
「もう帰ったよ。その様子だと、お前達もう仲直りしたみたいだな?」
「お騒がせ致しました。」
「まぁいい、いつもの事だからな。さてと、遅いが朝食にするか。」
「わたしも手伝おう、大公。」
「お前は座っておけ。慣れないことはしないほうがいいぞ。」
「安心しろ、包丁の扱いにはもう慣れた。」
そう言ってヨハンに微笑んだルドルフだったが、目が笑っていなかった。
「ルドルフ様、朝食の準備は大公様にお任せして、わたし達は草むしりでもいたしましょう。」
「わかった。」

(助かったぜ、アルフレート。)

「何よ、ジャンナ。あなたでもそんな顔するのね?」
「う、うるせぇ!」

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最終更新日  2019.10.24 21:00:11
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2019.10.13



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「誰だ、こんな夜中に・・」
「ルドルフ、起きているか!」
ルドルフが寝室から出ると、農場の外が夜だというのに妙に眩しいことに彼は気づいた。
「大公、一体何がどうなっている?」
「さぁな、俺にも解らねえ。ただ、外に居る連中と一度話をした方がいい。」
「そうだな。」
ルドルフとヨハンが母屋の外に出ると、そこには松明を掲げた五十人程の男達が母屋の前に立っていた。
『お前達、何者だ?』
『夜分遅くに申し訳ございません。わたしは、ゴンザレス=アルファと申します。』
男達の集団の中から、カソックを着た老人がルドルフとヨハンの前に現れた。
『わたしは貴方方の農場から少し離れた所で、学校を運営しております。ですが、今は教師の数が足りません。』
『それで? こんな夜遅くにわたし達に何かお願いをしに来たのですか、ゴンザレス殿?』
恋人と睦み合おうとしていた時に邪魔が入り、不機嫌な表情を隠そうともせずにルドルフはカルロス達を睨むと、早口のスペイン語でそう捲し立てた。
『申し訳ありません、ヨハン様。詳しいお話はまた明日、伺う時に致します。』
『解ってくださればいい。』
カルロス達が帰った後、ルドルフは溜息を吐きながら母屋のドアを閉めた。
「夜中に頼み事とは、迷惑な輩だな。」
「まったくだ。明日も早いっていうのに。」
ルドルフが寝室に戻ると、アルフレートはベッドに入って眠っていた。
ルドルフはそっとアルフレートの髪を撫でると、彼の隣に潜り込んで眠った。
「アルフレート、起きろ。」
「ん・・」

カーテンの隙間から射し込む朝日に照らされ、アルフレートがゆっくりと目を開けると、目の前には身支度を終えたルドルフの姿があった。

「ルドルフ様、おはようございます。」
「おはよう。アルフレート、すぐに支度をしろ。お前に客人だ。」
「わたしに、お客様ですか?」
「ああ。」
数分後、アルフレートが身支度を終えて寝室を出ると、ダイニングルームには黒いカソックを着た老人が座ってコーヒーを飲んでいた。
『初めまして、わたしはゴンザレス=アルファと申します。貴方が、アルフレート=フェリックス様ですね?』
『はい。あの、ゴンザレス様はわたしに何のご用でこちらに・・』
拙いスペイン語でアルフレートがそうゴンザレスに尋ねると、彼は咳払いをしてこう答えた。
『実は、わたしは教会で村の子供達に読み書きを教えております。ですが、教師の数が足りません。確か、フェリックス様は昔司祭をしていらしたとか・・』
『ええ。』
隣でアルフレートとゴンザレスの話を聞いていたルドルフが、“教会”という単語を耳にして柳眉を微かにつり上げた。
アウグスティーナで宮廷付司祭として働いていた事はこの村の者達は知らない筈だ。
『ゴンザレス様、わたしの経歴をどなたが貴方に教えたのですか?』
ゴンザレスはアルフレートの言葉を聞き一瞬目を泳がせると、ある人物の名を口にした。
『カルロス=エルパソ様からです。』
「やはりな・・あの男、一目見た時から只者ではないと解っていたが、わたしが駄目ならアルフレートを狙うか・・」
ドイツ語でそう呟いたルドルフの目が笑っていないことに気づいたアルフレートは、嫌な予感がした。
「アルフレート、行くぞ。」
「ルドルフ様、暫くお待ちください。」

今、彼をカルロスの元へ行かせてはならない―アルフレートはそう思い、怒りで蒼い瞳を滾らせているルドルフを落ち着かせようとした。

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最終更新日  2019.10.24 21:01:09
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「天上の愛地上の恋」の二次創作です。

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「先ほどまであなたの話を聞いていたが、あなたは出鱈目(でたらめ)ばかり言うのだな。」
「出鱈目だと?」
「この新聞に、ルドルフ皇太子が棺の中で眠っている写真が載っているでしょう? 死んだ人間が何故あなたの目の前に居ると思うのですか?」
「そ、それは・・」
ルドルフの言葉を聞いた男の目が少し泳いだ。
「申し訳ありませんが村長、あなたの戯言に付き合っている暇はないので、これで失礼いたします。行くぞ、アルフレート。」
「はい。」
ルドルフは男に背を向け、アルフレートと共に居間から出ようとした。
「待ってください、ひとつだけ質問をしても良いですか?」
「何ですか?」
「その右手の火傷はどうされたのです? 随分と古いもののように見えるのですが・・」
「ああ、これですか? 昔、銃が暴発して怪我をしてしまいましてね・・それが何か?」
「いいえ、何も。わざわざお呼び立てしてしまってすいませんでした、お気をつけてお帰り下さい。」
「では、失礼致します。」

ルドルフは慇懃無礼な口調でそう言うと、男―カルロスに愛想笑いを浮かべて居間から出て行った。

「さっきは危なかったな。」
「ええ。それよりもルドルフ様、あの人は何故ルドルフ様のことをご存知なのでしょう?」
「さぁな。それよりもアルフレート、今日の夕飯は何だ?」
「それは秘密です。あなた様が夕飯の準備を手伝ってくださるのならお教え致しますが。」


アルフレートの言葉に、ルドルフは軽く舌打ちした。

カルロスの家から農場へと戻ったアルフレートは、キッチンでルドルフとともに夕飯の準備をしていた。
「手際が良いな、お前。何処でそんなことを覚えたんだ?」
「昔から、ローザと一緒に家事をしていましたから、料理も自然と覚えました。」
「そうか・・」
恋人の口から、幼馴染の少女の名を聞いたルドルフは少し不機嫌そうな表情を浮かべた。
「ルドルフ様、もしかして嫉妬しました?」
「ふん、嫉妬などするか、馬鹿らしい。」
ルドルフはそう言って誤魔化したが、玉葱を潰す時に少し力が入ってしまった。
「あら美味しそうね、またアルフレートが作ったの?」
「はい。でもルドルフ様にも手伝って貰いました。」
「へぇ、珍しいわね。どれどれ・・美味しいわ!」
ミリはルドルフが作ったサラダを一口食べると、そう言って笑った。
「ウィーンに居た頃は料理なんか全然しなかったお前が、料理を覚えるとはね・・人って変わるものだよな。」
「少しはわたしを見直したか、大公?」
「う、うるせぇ!」

楽しいひと時は、静かに過ぎていった。

「アルフレート、今夜はゆっくりできるな。」
「ルドルフ様、明日は朝が早いのですから、寝ませんと・・」
「そんなつれないことを言うな。夜はまだまだ長いぞ。」

夜の帳が下りようとしている頃、ルドルフは寝室でそう言ってアルフレートに迫った。
ルドルフがアルフレートの唇を塞ごうとした時、母屋のドアが誰かに激しくノックされた。

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最終更新日  2019.10.24 21:02:05
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2019.10.06



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舗装されていない砂利道の揺れを感じながら、ルドルフ達は案内役の少女と共に馬車で村長の家へと向かっていた。

「わたしにその村長が一体何の用なんだ?」
「それがわかったら、わざわざこっちから出向くわけがねぇだろう?」
ヨハンがそう言ってルドルフの方を見ると、彼の隣に座っているアルフレートが不安そうな顔で恋人を見た。
「どうした、アルフレート?何を考えている?」
「もしかしたら、ルドルフ様の素性が露見してしまったのではないかと思うのですが・・」
「馬鹿を言え、アルフレート。ここがメキシコならばともかく、こんなコロンビアの田舎でハプスブルク家の名を知る者などいないだろう?」
アルフレートの言葉をそう一蹴したルドルフは、アルフレートの唇を塞いだ。
「お二人さん、イチャつくのは後にしてくれないか?」
「いちいち煩い奴だ・・」
ルドルフは舌打ちすると、窓の外を見た。
『あとどのくらいで村長の家に着く?』
『あと少しで着くわ。』
ヨハンの隣に座っている少女―マリアは、そう言うとじっと彼を見た。
『あなたは、あの二人とはお友達なの?』
『まぁ、そんなところかな。知っての通り、あいつらはスペイン語が話せないから、俺が通訳役として駆り出された訳だ。』
『大人って、大変なのね。』
『まぁな。』
『丘の上にあるのが、村長さんの家よ。』

マリアがそう言って指したのは、煉瓦造りの瀟洒(しょうしゃ)な家だった。

『驚いたな、こんな田舎に豪邸があるとは。』
『マリアによれば、この豪邸の持ち主は遣り手の商売人らしい。』
『そうか・・その“商売人”とやらが、どんな顔をしているのかが楽しみだな。』
ルドルフがそう言って口元を少し歪めて笑うと、居間から糊の利いたエプロンを掛けた黒いワンピース姿のメイドが出て来た。
『ご主人様が、あなた方にお会いしたいそうです。』
メイドの案内で居間に入ったルドルフ達は、暖炉の前に置かれた安楽椅子に座ってパイプを吹かしている肥満体の男がこの豪邸の主であるということに気づいた。
『お忙しい中、急にお呼び立てして申し訳ございません・・ルドルフ様。』
男の口から自分の名が出たのを聞いたルドルフは、少し眦(まなじり)を上げた。
「何故、わたしの名を知っている?」
ルドルフがそうドイツ語で男に尋ねると、彼は笑みを口元に湛(たた)えながら、流暢(りゅうちょう)なドイツ語で答えた。
「わたしはこんな小さな村の長をしておりますが、本業はヨーロッパとの貿易をしておりましてね。海を越えて向こうの政治情勢などが商品とともに入ってくるのですよ。そう、例えば・・マイヤーリンク事件のことなどが。」
男は安楽椅子の近くに置いてあるテーブルの上から、一枚の新聞記事を取った。
そこには、ルドルフの葬儀の様子が書かれていた。
「お前の望みは何だ?」
「望みも何もありません。ただ、あなたが本当にマイヤーリンク事件で“自殺”されたルドルフ皇太子様なのかどうか、この目で確かめたかっただけです。」

(こいつ・・頭が切れる男のようだな。)

「ルドルフ様・・」

ルドルフの隣に立っていたアルフレートが、そっと彼の手に触れた。
彼はそれに応えるかのように、恋人の手を握った。

(安心しろ、大丈夫だ。)

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最終更新日  2019.10.24 21:02:55
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ルドルフの怪我は、数ヶ月で完治した。

「ルドルフ様、もう歩けますか?」
「ああ。アルフレート、畑を案内しろ。」
「わかりました。」
怪我が治り、ルドルフはアルフレートとともに農作業に勤(いそ)しむ日々を送っていた。
「人って、突然変わるものなのかしらねぇ。」
「何だ急に?」
「ルドルフ様のことよ。ルドルフ様、今まで農場で働きたくないって言っていたでしょう? それなのに、足の怪我が治ってからは毎日アルフレートと一緒に農場に行っているわ。きっとこれもアルフレートのお蔭ね。」
「ふん・・」
ヨハンはミリの言葉を聞き、渋面を浮かべた。
「そんな顔をしていると、色男が台無しよ。」
「うるせぇ、放っておけ!」
ヨハンはそう言うと、コーヒーを一口飲んだ。
口の中に、苦味が広がった。
「ルドルフ様、そろそろ戻りましょうか?」
「まだコーヒー豆の収穫が終わっていないぞ?」
「コーヒー豆の収穫は明日でもできます。ルドルフ様はまだ怪我が治ったばかりなのですから、余り無理をなさっては・・」
「お前、いつからそんなに説教臭くなったんだ?」
ルドルフは少し呆れたような顔をしながらアルフレートを見た。
「昔からですよ。誰かさんが無茶ばかりなさるから・・」
「うるさい奴だ。」
ルドルフがそう言って溜息を吐いた時、向こうの茂みから何やら物音がした。
「アルフレート、さがっていろ。」
ルドルフは上着の内ポケットから拳銃を取り出すと、銃口を茂みに向けた。
「いけません、むやみに発砲しては!」
「最近畑を動物が荒らしていると聞くじゃないか。久しぶりの狩りになりそうだな。」
ルドルフはそう言って嬉しそうに笑うと、引き金に指を掛けた。
その時、茂みから何かが出て来た。
それは動物ではなく、一人の5歳くらいの女児だった。
「アルフレート、何故こんな所に子供が居るんだ?」
「それはわたしの方が聞きたいです。」
アルフレートとルドルフがそんな話をしていると、ルドルフの拳銃に気づいた女児が突然叫び出すと、早口のスペイン語で何かを二人に訴えた。
「アルフレート、一体あいつは何を言っているんだ?」
「さぁ・・」
スペイン語に不慣れなアルフレートは、彼女が自分達に何を伝えようとしているのかが全く解らなかった。
「おい、お前らそこで何してる?」
「大公、いいところに来た。そいつが話している事をわたし達に伝えてくれ。」
「なんで俺が?」
「お前はイタリアで育ったのだろう?だったら、スペイン語も解る筈だ。」
「無茶を言うな。」
ヨハンは溜息を吐くと、ゆっくりと女児に近づいた。
『俺はお前に危害を加えたりはしない、安心しろ。』
自分に怯えている女児を落ち着かせる為、ヨハンは彼女にスペイン語で話しかけた。
すると彼女は、ヨハンの背後に立っているルドルフを指し、こう言った。

『あの人に用があるから呼んで来いって、村長さんが・・』
『ルドルフに?』
『早く呼んで来ないとわたしが村長さんに怒られちゃう。』
『わかった。』

ヨハンは女児の元から去り、ルドルフ達の元へと戻った。

「ルドルフ、お前に会いたい奴が居るそうだ。」
「わたしに?」

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最終更新日  2019.10.24 21:03:36
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2019.09.29



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ルドルフは息苦しさで目を覚めると、自分の手を舐める愛犬の姿が見えた。

「アレクサンダー、どうしたんだ?」
ルドルフの言葉に応えるかのように、アレクサンダーはクゥンと鳴いた。
「また熱を出されたとか・・」
「今月でもう何回目かしら?」
「本当に、ルドルフ様は皇帝陛下の・・」
ドアの隙間から、女官達の口さがない噂話が聞こえてくる。
「アレクサンダー、僕は大丈夫だから、お休み。」
息苦しさに耐えながら、ルドルフは再び目を閉じた。
「う・・」
ルドルフが低く呻いて目を開けると、そこはホーフブルク宮にある自分の寝室ではなかった。
今自分が寝ているのは、農場の母屋に与えられた部屋だった。
ベッドから少し起き上がって見渡すと、白いヴェネツィアンレースのカーテンや壁に掛けられた鏡があった。

(なんだ、夢か・・)

愛に飢えていた頃の、懐かしい夢を見てしまった。
あの頃のルドルフには、抱き締めてくれる温かい手も、太陽のような優しい笑みを浮かべてくれる人は誰も居なかった。

けれども、今は違う。

ルドルフは、自分の隣で眠っているアルフレートを見た。
彼はうつ伏せになって、ルドルフの手を握ったまま眠っている。
アルフレートの寝顔をずっと見ていたくて、ルドルフは一晩中起きていた。
「アルフレート、起きろ。そんなところで寝ていたら風邪をひくぞ。」
「ん・・ルドルフ様、おはようございます。」
翌朝、アルフレートが見たものは、ルドルフが自分に向けた優しい笑顔だった。
「お怪我の具合はいかがですか?」
「お前が居てくれたお蔭で少し良くなった。」
「そうですか・・」
ルドルフはアルフレートの腰を掴み、自分の方へと引き寄せた。
「ルドルフ様?」
「ここ暫くご無沙汰だっただろう?」
「何をおっしゃっているのですか!」
ルドルフの言葉を聞いた瞬間、アルフレートの顔が耳まで赤く染まった。
「別にいいだろう、こんな退屈な生活にはたまには刺激が必要だ。」
「ルド・・」
自分に抗議をしようとするアルフレートの唇を塞ぐと、彼のエメラルドの瞳が熱を帯びた。
「どうした、嫌なのか?」
「いいえ・・」
「そうか。」

眩い朝日に照らされながら、恋人達は夢のような時間を過ごした。

「おはようございます、大公様。」

朝食を取る為に食堂へとやって来たアルフレートの顔は、少し赤くなっていて様子がおかしかった。
ヨハンは、彼の白い首筋に紅い痕がついているのを目敏く見つけ、内心溜息を吐いた。

(朝からイチャつきやがって・・)

「どうした、大公?」
「ルドルフ、その様子だと元気になったようだな。」
「ああ、お蔭様で。」

(本当に食えない奴だよ、お前は。)

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最終更新日  2019.10.19 10:52:27
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「ルドルフ様、お待ちください!」
母屋から出て行ったルドルフをアルフレートが慌てて追いかけると、彼は厩(うまや)で白馬に鞍をつけているところだった。
「何処へ行かれるおつもりですか?」
「少し頭を冷やしてくるだけだ。」
そう言ったルドルフの蒼い瞳が、怒りの光を宿していることにアルフレートは気づいた。
「では、わたしも一緒に参ります。」
「放っておいてくれ。」
「嫌です。」
頑として遠乗りについてゆくというアルフレートに折れたルドルフは、そう言うと溜息を吐いた。
「現実を見ろとさっき大公から言われた時、わたしはオーストリア=ハンガリー帝国皇太子という地位に今まで固執していたことに気づいたんだ。」
「ルドルフ様・・」
「愚かだな、わたしは。今は守るべき国も民も、皇太子という地位すらもないというのに・・」
ルドルフは乾いた笑みをアルフレートに浮かべると、白馬の尻に鞭を入れた。
「ルドルフ様、お待ちください!」
ルドルフの異変に気づいたアルフレートが慌てて彼を追おうとしたが、彼は白馬と共に瞬く間にアルフレートの前から遠ざかっていった。

“もうお前は皇太子じゃない。現実を見ろ、ルドルフ。”

全てが終わったら、もう自分は世界を冠する帝国の皇太子という地位を失うだろうということを、解っていた。
解っていた筈なのに。
それなのに、失って初めて、あれほど苦痛だった皇太子という地位に固執している。
もう、自分には何もないというのに。
白馬を無我夢中で走らせていたルドルフは、目の前に野良犬が横切ろうとしたことに気づくのに遅れてしまった。
激しく混乱した白馬は暴れ、乗っていたルドルフを勢いよく地面へと振り落すと、何処かへ行ってしまった。
「ルドルフ様、大丈夫ですか!?」
「ああ、大丈夫だ・・」
ルドルフはそう言って立ち上がろうとしたが、その時右足に激痛が走り、思わず顔を顰(しか)めた。
「ルドルフ様、あれ程無茶をなさってはいけませんとおっしゃったのに・・」
「うるさい、黙れ。」
ルドルフは心配そうに自分へと手を伸ばす恋人の手を邪険に払いのけた。
「戻りましょう。」
アルフレートとルドルフが母屋に戻ると、ルドルフの異変に気づいたヨハンがすぐさま医者を呼びに行った。
「足が折れていますね。暫く養生なさった方がいいでしょう。」
「大公様、ルドルフ様と二人きりにしてくださいませんか?」
「わかった。」

ヨハンが部屋から出て行き、アルフレートはベッドに寝ているルドルフの方を見た。

「ざまぁみろと思っているのだろう? 自棄をおこした挙句、落馬して怪我をするなんてな。」
「そんな事は思っておりません。」
アルフレートはベッドの傍に置いてある椅子に腰を下ろすと、ルドルフの手をそっと握った。
「わたしはもう何処へも行きませんから、ゆっくりとお休みになってください。」
「わかった・・」

ルドルフはアルフレートの手を握り締め、やがて深い眠りへと落ちていった。

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最終更新日  2019.10.19 10:52:08
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2019.09.27



素材はNEO HIMEISM 様からお借りしております。


「天上の愛地上の恋」の二次創作です。

作者様・出版者様とは関係ありません。

二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。

オーストリアからこの南米の地・コロンビアに来た頃、ルドルフは依然として正気を失ったままで、彼の着替えや食事は全てアルフレートが世話していた。
ルドルフは一日の大半の殆どをベッドで過ごしていた。
時折寝室から出てヨハン達と食事を取ることがあったが、それすらアルフレートの介助がなければできなかった。
そんな彼が正気を取り戻したのは、ヨハン達がコロンビアに移住して一年目の春を迎えようとしている頃だった。
「それでは、行って参ります。」
「本当に一人で大丈夫なのか?」
「はい。大公様、わたしが留守の間どうかルドルフ様の事を宜しくお願いいたします。」
「ルドルフの事は任せておけ。」
その日、アルフレートは所用でブエノスアイレスへと向かうことになった。
アルフレートは、自分が留守の間ルドルフの世話をヨハンに頼んで、農場から馬車で最寄り駅まで向かった。
だが、彼が乗ろうとしていた汽車は既に出てしまっていた。
次の汽車が来るのは二時間後だと駅員に言われ、アルフレートは溜息を吐きながらプラットホームに置かれている長椅子に腰を下ろし、汽車が来るのを待った。
その時、誰かが自分の名を呼ぶ声が聞こえた。
(気の所為か?)
そう思いながら線路の方を見たアルフレートは、その中に農場に居るはずのルドルフが立っていることに気づき、思わず椅子から立ち上がった。
「ルドルフ様、そこに居たら危険です、離れてください!」
「アルフレート、何処へ行く!」
鋭い光を放った蒼い瞳で射るようにアルフレートを見つめるルドルフの声を聞いたアルフレートは、驚愕の表情を浮かべた。
「ルドルフ様、あなたは・・」
「またわたしを置いていくのか、アルフレート!」
そう言ったルドルフの瞳には、微かに恐怖の色が滲んでいた。
(ああ、この方は・・)
また自分が捨てられることを、ルドルフは恐れているのだ―かつて、アルフレートがウィーンでルドルフに背を向けた時の事を、ルドルフは憶えていた。
ルドルフは線路からプラットホームへと上がると、アルフレートの前に立った。
「お前はわたしのものだ。」
「ルドルフ様、わたしはあなたを置いていきません。必ずあなたの元へ戻ります。」
「もう二度と、わたしを置いていくな・・」
「はい・・」
アルフレートは翠の瞳を涙で潤ませながら、ルドルフを抱き締めた。
正気を取り戻したルドルフは、その日から順調に快復していった。
ルドルフの快復ぶりにヨハンやミリは驚いたが、ルドルフが正気を取り戻した事を知って一番喜んだのはこの二人だった。
だが、ルドルフが快復したことにより、困った問題が出て来た。
それは、ルドルフがアルフレートに対して過保護になってしまったことだ。
アルフレートと農場へ仕事に行く時も、街へ買い物に行く時も、ルドルフは必ず彼と手を繋ぐ。
もう二度と彼と離れたくないという気持ちからくるものなのだろうが、周囲にとっては迷惑以外の何物でもない。
その上、ルドルフは農作業を嫌がり、母屋で読書などしてアルフレートの帰りを待っている事が多い。
ただでさえ家計が逼迫(ひっぱく)していて苦しいのに、ルドルフの我が儘(まま)にこれ以上振り回されていては堪(たま)らない。
意を決したヨハンは、昼食の時間にルドルフに本音をぶつけた。

「ルドルフ、話がある。」
「何だ、大公?」
「単刀直入に言うが、うちは穀潰しを置いておく余裕はない。自分の食い扶持は、自分で稼ぐんだな。」
「わたしに働けというのか?」
「もうお前は皇太子じゃない。現実を見ろ、ルドルフ。」

ヨハンの言葉を聞いたルドルフは、食事の最中だというのに席を立って何処かへ行ってしまった。

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最終更新日  2019.10.19 10:51:44
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