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JEWEL

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完結済小説:黒衣の貴婦人

2012.05.11
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数日後、歳三は総司の実家を訪問した。

「何ですって、この女と結婚したいですって!?」

総司が歳三と結婚したい事を告げると、房江はそう叫んで彼女を睨みつけた。

「あなたみたいな汚わしい女、沖田家の嫁には相応しくありません!」
「お母様、僕は土方さんと結婚する為なら、この家と縁を切ります。」
総司はそう言って歳三の手を掴むと、実家を飛び出していった。
「おい、いいのかよ。あんな事言って。」
「いいんです。土方さん、二度と僕から逃げないでくださいね。」
「ったく、ガキはこれだから・・」
歳三は今後総司が変わるのかどうか、少し不安になった。
今まで名家の御曹司として何不自由ない暮らしを送ってきた彼が、厳しい世間を渡っていけるのだろうか。
それに彼は大学受験を控えているし、そんな中で自分と結婚する事によってマイナスになるのではないだろうか。
そんな事を思いながら歳三がコンビニで買い物をしていると、突然携帯が鳴った。
「姉貴、どうしたんだ?」
『トシ、あんた一体どういうこと?』
通話口越しに姉の怒鳴り声が聞こえ、歳三は溜息を吐いた。
「落ち着けよ、姉貴。後でちゃんと説明するからさ・・」
『できちゃった結婚なんて信じられない!ちゃんと相手を連れて来なさいね!』
「わかったよ、わかったから・・」
偏頭痛が襲ってきたので歳三は頭を押さえながら、総司との結婚の事をどう姉に説明しようか悩んでいた。
「で?あなたがうちのトシと結婚することになった総司君?」
「は、はい・・」
「言っときますけどね、今のあなたじゃトシと子どもを養えるような経済力を持っていないわ。トシが一人で育てるっていうのならともかく、あなたまだ学生でしょう?」
「そ、それは・・」
歳三の姉・信子の追及に対し、総司は返す言葉が見つからなかった。
「トシ、あなたどうかしてるわ!中学の時に荒れて漸く更生してマトモになったと思ったら、すぐこれだもの!」
「悪かったな、年下の男を誑かして!こいつとは結婚するからな!」
「勝手になさい!あんたの事はもう知らないから!」
売り言葉に買い言葉といった感じで、歳三は姉と喧嘩別れした。
その後、歳三は出産費用の為にバイトを二つ掛け持ちし稼いでいたが、臨月間近の妊婦にとって工事現場の仕事は過酷だった。
だからと言って辞める事など出来ず、歳三は体調が辛いのを押して働いた。
しかし工事現場のバイト中、彼女はバランスを崩して資材の前で転んでしまい、その時に強く腹を打ち、そのまま病院に運ばれた。
切迫早産は免れたものの、胎児が危険な状態だということで、彼女は入院を余儀なくされた。
「このまま出産まで入院していただくことになるかもしれません。」
「出産までですか?まだ金が用意できてねぇってのに・・」
「土方さん、お金の事よりも自分の身体や赤ちゃんの事を心配して下さい。」
入院している事を総司には知らせず、歳三はそのまま出産の時を迎えた。
「痛ってぇ~、死ぬぅぅ!」
間髪いれずに襲ってくる陣痛に、歳三はベッドの上でのたうち回りながら吼えた。
「土方さぁ~ん。」
分娩室のドアが開き、総司がビデオカメラ片手に呑気な声で歳三の前に現れた瞬間、自然と彼女は拳で彼の頭を殴っていた。
「てめぇ、何呑気にビデオ持ってきてやがる!」
「痛いですぅ~。」
「俺はなぁ、今だって痛くて堪らねぇんだよ!」
頼りにならない総司に、歳三は始終怒鳴り続けていた。
難産の末に彼女は元気な男の子を出産した。
「あ~、やっと終わったぜ。煙草吸いてぇな。」
歳三が病室のベッドに横たわっていると、看護師が赤ん坊を抱いて入って来た。
「授乳の時間ですよ~」

歳三は赤ん坊に授乳しながら、自分が総司を尻に敷かないと生活できないと感じた。

―完―

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最終更新日  2012.05.27 20:20:51
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「これでよしっと・・」

学校を辞めてから2ヶ月が過ぎ、歳三は引越しの準備を終えて一息つくために煙草を吸おうとバルコニーに出ようとしたが、やめた。

(煙草はやめたんだっけか・・)

総司と別れ、学校を辞めてからバタバタと忙しくしていた歳三は、生理が遅れていることに気づいた。
薬局で妊娠検査薬を買って検査すると、結果は陽性だった。
総司が飽きずに自分を抱いており、避妊は一応したものの、殆どコンドームを使っていないことに歳三は気づいていた。
大蔵の手前避妊はしていると言ったが、もし妊娠したら身をひき、子どもは一人で育てようと歳三は決めていた。
彼はまだ学生だし、未成年者が働ける場所は限られている。
それに周囲が自分との交際を反対する中で、家族や将来を捨ててまで総司が自分を選ぶとは思えない。
「ご結婚はされていないのですか?」
「ええ。」
「そうですか・・」
歳三が未婚の母となることに、医師は顔に渋面を浮かべた。
「赤ちゃんのお父さんとは、良く話されましたか?」
「いいえ。知らせてもいません。子どもは一人で育てます。」
医師の診察を受けている間、17の時に産んだ息子を妊娠した時の事を思い出した。
あの時は子どもを育てる自信がなくて、すぐに養子に出してしまったが、今は違う。
父親が居ない子どもとして謂れのない差別や偏見を受けることになるかもしれないが、この子は絶対自分の手で育てたかった。
就職先はもう決まっているし、子どもが生まれたらこの部屋は手狭になるから新しい部屋も借りた。
後は総司に妊娠の事を知られずにいるかだった。
(総司とはあんな別れ方しちまったが、あれでいいんだ。)
別れ際、歳三は総司の顔を見る事ができなかった。
相手への未練を残したまま別れることはしない―歳三は総司との関係が周囲に露見した時、そう決意したのだった。
彼女は部屋に戻り、バッグから母子手帳を取り出した。
そこにはエコー写真が1枚貼りつけられ、まだ豆粒大の胎児が映っていた。
半年後には、この小さな胎児はこの世に誕生する。
(俺はお前ぇの為に頑張るからな。)
歳三がそっと下腹を撫でていると、玄関のチャイムが鳴った。
そばの出前を頼んでいたので、もう来たのだろうかと思った歳三がドアを開けると、そこには肩で息をしている総司が立っていた。
「総司・・?」
「どうして、引越しの事黙ってたんですか!」
「教える義理なんざねぇだろ。」
歳三がそう言って笑うと、総司は勝手に部屋に上がってきた。
「何処行くんですか?」
「てめぇには関係のねぇこった。さっさと帰れよ。」
「嫌です、全部説明してくれるまでは帰りません!」
「帰れっつってんだろうが!」
歳三と総司は揉み合いとなり、その拍子に歳三のバッグから母子手帳が落ちた。
「これ・・」
最悪のタイミングで、総司が妊娠を知るなんて―歳三は深い溜息を吐いて彼を見た。
「お前ぇにだけは、知られたくなかったな。」
「どうするんです?堕ろすんですか?」
「産むさ。一人で育てる。はなっからお前ぇをあてにはしてねぇよ。」
歳三の言葉に総司は暫く黙っていると、歳三の手を彼は取った。
「結婚してください、僕と。」
「馬鹿言うな、お前ぇみてぇな甘ったれたガキが俺を幸せなんかできるもんか。」
「出来ます!だから・・」

総司の紫紺の瞳に見つめられ、歳三の心は一瞬揺らいだ。

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最終更新日  2012.05.27 20:19:29
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大蔵と歳三が出逢ったのは、彼女がまだ10代で中学に上がったばかりの頃だった。

その頃彼女はやたらと世間を舐め、煙草や酒を憶え、街に繰り出しては派手な喧嘩をしていきがっていたクソガキだった。
そんなある日、歳三は対立する不良グループのリーダー格に捕えられ、陵辱されようとした時に、たまたま通りかかった大蔵が彼女を助けてくれて以来、彼とは腹を割って話し合えるような仲になっていた。
「大蔵さん、あん頃の恩も返さねぇで、ホントすいません。」
「いや、いいんだよ。それよりもトシ、あの頃のお前ぇがもう先公とはな。全く、人生ってのはわからねぇもんだな。」
大蔵はそう言って豪快に笑った。
「大蔵さん、話ってなんですか?」
「トシ、お前が産んだガキ、今何処にいるか知ってるか?」
大蔵の言葉に、過去の苦い記憶が歳三の脳裡に甦った。
歳三が中学を中退し、学校にも行かずに派手に喧嘩を繰り返し、歓楽街の一角を取り仕切っていた歳三は、ある暴走族のリーダーと出逢い、酔った勢いで彼と寝た。
だがその時に妊娠してしまい、姉に内緒で中絶しようと思っていた歳三だったが結局バレ、彼女は17で未婚の母となった。
しかし未成年だった彼女には子どもを育てる金も気力もなく、子どもは生まれてすぐに養子に出された。
「ええ、憶えてますよ。」
「あのガキ、金持ちの清隆ってところに引き取られて幸せに暮らしてるってよ。」
「そうっすか。大蔵さん、どうして俺にそんな話を?」
「いやぁ、風の噂にお前ぇが生徒とデキちまったってのを聞いてよ。あん時みたいに下手してないかどうか、確かめたかったんだよ。」
「心配要りませんよ、避妊はちゃんとしてます。」
総司を手酷く振って以来、彼が部屋に来る事はないし、学校で擦れ違ったとしても彼は歳三と目を合わせようとはしない。
もう彼の心は自分から離れていったのだと、歳三はそう思い安心した。
あのまま関係を続けていれば、互いに傷つけあうことになるだろう。
「そうか・・それを聞いて安心したぜ。わざわざ引き留めて済まなかったな。」
「いえ、久しぶりに会って嬉しかったです。それじゃあ俺はこれで。」
歳三はそう言って大蔵の事務所を出た。
翌朝彼女が出勤すると、明らかに周囲の空気がどこか違うように感じた。
「土方先生、ちょっと来て下さい。」
「は、はい・・」
歳三が校長室に入ると、校長は溜息を吐いて来客用のソファに腰を下ろした。
「今朝、こんなものが掲示板に貼られていましてね。」
そう言って彼が見せてくれたのは、歳三と総司の情事を撮影した写真だった。
顔や局部にモザイク処理などされておらず、これを見た瞬間自分達の関係が露見してしまったことに歳三は気づいた。
「君が生徒とみだらな関係を持っていたことは・・」
「認めます。わたしは責任をもって退職致します。」
歳三はそう言うと、バッグの中から予め用意していた退職願を校長に差しだした。
「これからどうするのかね?」
「さぁ、わかりません。資格は色々と取っているんで、雇ってくれるところならどこでも行きます。短い間でしたが、お世話になりました。」
校長に頭を下げ、歳三は校長室から出て自分の机の私物を片付ける為に職員室へと向かった。
「信じられない、あんな事するなんて。」
「吉岡先生を誑かして・・」
「やっぱり元ヤンキーだったことはあるわね・・」
同僚達からの非難の視線と中傷の言葉を受けながら、歳三は黙々と私物を段ボールに詰めていた。
「土方さん!」
歳三が校門から出ようとした時、総司が追いかけて来るのが解った。
「総司・・」
「学校辞めるって本当ですか?」
「あぁ。元気でな。」

歳三は決して振り返って総司の顔を見ようとはしなかった。
そうすると、彼への未練が残ってしまうから。

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最終更新日  2012.05.27 20:17:34
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歳三は吉岡悟の両親と会う為に、都内某所の高級料亭に来ていた。

「歳三さん、ご結婚なさったら今の仕事はどうなさるおつもりなの?」

吉岡の母親は、いかにも“お金持ちのお上品な奥様”といった印象で、何処か他人を見下しているようにも歳三は見えて、彼女を好きにはなれなかった。

「さぁ、その時になったら考えますが。」
「まぁ、じゃぁ子どもが出来たら当然おやめになるわよね?」
「それはその時になってから考えます。」
「そんな事をおっしゃって。」
相手が少し苛々しているとわかった歳三は、煙草を1本、箱から取り出してそれを口に咥えた。
「すいません、吸ってもいいですか?」
「構いませんけど・・あなた本当に、うちの悟と結婚する気はあるんでしょうね?」
「ええ。煙草は結婚しても止めませんから。あと仕事は今まで通り続けます。なんつーか、良妻賢母ってやつはわたしには合わないんでね。」
「まぁ・・あなた、ご自分の立場を解っていらっしゃらないのね。いいこと、あなたは吉岡家の嫁としていずれは跡取りの男児を産んで貰わなくては困ります。」
「誰が結婚するって言いましたか?」
歳三はそう言うと、吸い終った煙草を灰皿に押し付けた。
「言っときますが、俺は悟さんとセックスしただけで、結婚とか跡取りを産めとか言われてもそんな気はありません。」
彼女の言葉に、吉岡の顔が蒼褪めた。
「どういうことですか、土方さん!?僕と結婚してくれるって言ったじゃないですか!」
「んなもん、嘘に決まってるだろ、馬鹿。大体なぁ、一度セックスしただけで女が結婚すると思うか?甘ぇんだよ。」
歳三は新しい煙草に火をつけると、その煙を吉岡に吹きかけた。
激しく咳き込む悟と、唖然とする両親を残して、歳三は料亭を後にした。

(畜生、つい本音が出ちまった。)

吉岡と結婚し、彼を欺いて夫婦として暮らそうと思っていたのだが、やはりあんな優柔不断で甘やかされた金持ちのボンボンは好かない。
(これからどうっすかなあ・・)
夜の飲み屋街を歩きながら、歳三は溜息を吐いた。
「あ、土方先生じゃないですかぁ~!」
背後から上ずった声が聞こえたかと思うと、そこには奈緒美が歳三に向かって手を振っているところだった。
余り彼女とは会いたくなかった歳三であったが、無視するのも気まずいので彼女は奈緒美の方へと歩いていった。
「どうも。」
「土方先生、これから飲み会なんですけど、ご一緒しません?」
ふと周りを見ると、そこには同僚の教師が何人か居た。
「いや、今日は遠慮しときます。」
「そんな固い事言わずに。」
奈緒美は歳三の腕を掴み、有無を言わさずカラオケボックスへと連れ行こうとしていた。
その時、向こうから男の野太い声が聞こえた。
「よぉ、誰かと思ったらトシじゃねぇか。」
歳三が振り向くと、そこにはスーツを着てサングラスを掛けている男が立っていた。
「お、大蔵さん・・」
まさかこんな所で昔世話になった男に会うとは思っておらず、歳三は慌てて彼に頭を下げた。
「あの、お知り合いですか?」
「まぁな。お嬢ちゃん、ちょいとこいつ借りるぜ。」
男はそう言って奈緒美の手を振り払うと、歳三の腕を引っ張ってとある事務所へと入って行った。
「大蔵興業」と表向きには書かれているが、その正体は高金利で金を貸す、所謂闇金業者であった。
「てめぇ最近見ねぇと思ったら、先公になったって聞いてよぉ。ま、そこに掛けろや。」

男―大蔵はそう言ってソファにどかりと腰を下ろすと、歳三はその向かいのソファに慌てて腰を下ろした。

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最終更新日  2012.05.27 20:16:00
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ベッドに転がされて、執拗に秘所を舌で舐められた。
歳三は甘い吐息を漏らすと、吉岡は硬くなった自分のものをそこへ宛がおうとした。

「どうした?俺が欲しいんじゃないのか?」

歳三がそう言って吉岡の頬を撫でると、彼は切なそうな顔をしていた。
「何でこんな時に・・」
ふと彼のものを見ると、それはいつの間にか萎んでいた。
「途中まではいいんですけど、なかなか元気にならないんです。」
「そうか。なら俺が元気にしてやるよ。」
歳三は吉岡の前に跪くと、彼のものを口に含んで舐めはじめた。
「うう・・いいです。」
口の中で再び吉岡のものが硬くなる感触がした歳三は、それを口から抜くと、それを秘所へと宛がい、ゆっくりと腰を下ろした。
「ん・・」
総司のものとは違い、硬さや太さはいまいちであったが、この際そんな事はどうでもいい。
「温かい・・」
「動いてもいいか?」
歳三は吉岡に跨るかのような格好で、腰を激しく動かし始めた。
結合部からズチュ、ニュチュという淫猥な水音が響き始め、二人の体液がシーツを濡らす。
「・・そろそろ頃合いだな。」
歳三はそう呟くと、そっと吉岡の前から退いた。
「もう、駄目だ!出る!」
彼は歳三の髪を掴むと、彼女の口に爆発寸前の自分のものを押し込んだ。
「ウェッ」
いきなり喉奥を突かれ、歳三は吐きそうになったものの、グッとそれを堪えて吉岡を責め立てた。
するとその先端から大量の白濁液が放出され、歳三はその苦味があるものを全て飲んだ。
「土方さん、彼とはどうするつもりなんですか?」
情事の後、歳三はソファに座って煙草を燻(くゆ)らせていた。
「総司とは別れる。もうガキの面倒を見るのは飽きた。」
「じゃぁ僕との結婚、真剣に考えてくれるんですね?」
「ああ。」
歳三は吉岡を見た後、ゆっくりと紫煙を吐き出した。
昨夜の情事の余韻を引きずったまま歳三が出勤すると、同僚の椛田奈緒美が近づいて来た。
「土方先生、その指輪高そうですね。誰からのプレゼントですか?」
ストイックでクールな歳三の印象とは真逆の、ほんわかとした印象の奈緒美は、毎朝セットした髪をなびかせながら、歳三が嵌めているエメラルドの指輪を指した。
「吉岡先生からです。昨夜彼にプロポーズされましてね。」
「じゃぁ、結婚するんですか?」
「まぁ、そうなりますね。」
歳三が教室に入ると、既に彼女が吉岡からプロポーズされたことを知っているようで、生徒達は色々と彼女に質問をぶつけた。
「先生、結婚式はどこでやるんですか?」
「新婚旅行は?」
「馬~鹿、てめぇらにそんな個人的な事を教えるかよ。さ、教科書82ページを開け。」
一時間目が終わり、体育の為に生徒達が更衣室へと出払うと、総司は板書を消している歳三の方へと近づいていった。
「本当なんですか、先生?」
「本当も何も、プロポーズされたんだよ。」
「僕とは、遊びだったってわけですか?」
「遊びだよ。それと、ボランティアかな。」
「ボランティア、ですか?」
総司がそう歳三に尋ねると、彼女は低い声で笑った後、こう言った。
「そう、ボランティアだよ。性欲処理の。わかったらさっさと行け、目障りなんだよ。」

総司は泣きそうになったが、それを堪えて教室から飛び出していった。

「これでいいんだ、これで。あいつを傷つけない為には・・」

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最終更新日  2012.05.27 20:13:13
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彼は、両親とともに食事をしていた。

相手は取引先の家族だろうか、総司の両親と同年代の夫婦と、華やかなドレスに身を包んだ少女が時折頬を染めながら彼を見つめていた。
見合いだろうか―歳三がそう思いながら総司達のテーブルを見ていると、吉岡が怪訝そうな顔で彼女を見た。
「どうなさったんですか、土方先生?」
「いえ、何も。それよりもお話しというのは?」
慌てて吉岡の方に向き直ると、彼は照れ臭そうに小さい箱を彼女の前に置いた。
「これは?」
「開けてみてください。」
歳三が箱を開けると、そこにはエメラルドの指輪があった。
「僕と、結婚してくださいませんか?」
「急ですね。わたしは良家の出身ではないし、言葉遣いも悪いですよ。それに脛に傷を持っている身です。」
「それでもいいんです。」
吉岡は真剣な眼差しで歳三を見た。
歳三は彼のプロポーズを受けた。
「美味しかったです。こんな所に連れて来てくださってありがとう。」
「そ、そうですか?」
デザートを食べ終わった後、ジャズバンドがクラシックなナンバーを演奏し始め、客達の何人かが踊り始めた。
「一緒に踊りましょうか?」
「ええ。」
吉岡はすっかり舞い上がっていて、歳三が演技をしていることに全く気づかなかった。
「総ちゃん、今度葉山の別荘に京子さんをお連れしたら?」
一方、総司は両親とともに早瀬興産の会長夫妻とその一人娘・京子と食事をしていた。
「すいません、最近部活や受験勉強で忙しくて。」
「そうですの、それなら仕方ありませんわね。」
京子はそう言って落胆したような表情を浮かべた。
「すいませんね、うちの息子は奥手なものでして。」
「いえいえ、わたしは総司君のような礼儀正しい子が好きですよ。最近の若い者はチャラチャラした輩ばかりでね。」
両親の会話を聞きながら、総司が水を飲んでいると、視線の端に紫紺のドレスの裾が翻るさまが映った。
(土方さん?)
客達が踊っているダンスフロアに、歳三と吉岡の姿があった。
いつも濃紺のパンツスーツと、ストライプの襟なしシャツを着た姿とは違い、艶やかな紫のマーメイドタイプのイヴニングドレスを纏った歳三は、仄かに妖艶な色気を醸し出していた。
「あら、土方先生。」
「おやまぁ、誰かと思えば沖田君の御両親ではないですか。」
歳三が吉岡と踊っていると、房江が目敏く彼らに気づき、歳三達の方へと近づいてきた。
「今日はどうしてこのような所に?」
「大人同士、積もる話がありましてね。吉岡さん、もっとあなたと親交を深めたいわ。」
歳三はそっと吉岡の腕に己のそれを絡ませた。
「ではわたし達はこれで。」
背後に総司の嫉妬に満ちた視線を感じるも、歳三は一度も彼の方を振り向こうとはしなかった。
「沖田君には話しかけなかったね?」
「まぁな。」
部屋に入った歳三は、そう言って吉岡を見た。
「残酷な人ですね、土方先生は。彼を諦める為に他の男と寝ようとするなんて。」
「あいつにとって、俺の存在が消えた方がいいんだ。」
「それが、あなたの本心?」
「どうとでも捉えてくれると助かるぜ。」

吉岡に微笑んだ歳三は、ドレスのチャックを下ろし、白い裸身を彼の前に晒した。

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最終更新日  2012.05.27 20:11:49
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「あなた、さっき総ちゃんの部屋を掃除していたら、こんなものが!」

妻・房江が素っ頓狂な声を上げながら、書斎に入ってくるのを、沖田英治は溜息を吐いて彼女を見た。

「どうしたんだ、そんな大声を出して?」
彼は妻の手に未開封のコンドームが握られていることに気づいた。
「総司は色気づく年頃だ。そんなものを持っているだけで騒ぐな。」
「まぁ、あなた!あの子は沖田家の跡継ぎですのよ、変な虫がついたら困るのは沖田家なんですのよ!」
呑気な夫の言葉に、房江は早口で捲くし立てた。
「あいつは自分の道を見つけたんだ、房江。会社はわたしの代で終わりだ。」
「そうですか、それがあなたのお考えなのね。でもわたくしは総ちゃんに沖田財閥を継がせますわ。そして然るべき家柄のお嬢様をお嫁に迎えますわ。」
「結婚は本人の意思を尊重すべきだ。」
「もうあなたとはお話しになりませんわ。失礼致します。」
「勝手に入ってきたのはそっちだろうに・・」
英治は溜息を吐いて、仕事を再開した。
「土方歳三さんですね?」
「あぁ、そうだが。」
駅前の書店で雑誌を立ち読みしていると、歳三は突然背後から肩を叩かれた。
振り向くと、そこには銀縁眼鏡を掛け、長身をスーツに包んだ男が立っていた。
「わたくしは安西徹と申します。静かな場所でお話しいたしましょうか?」
「わかった・・」
男・安西徹とともに駅前のカフェへと向かうと、そこには総司の父・英治が座っていた。
「君が、土方歳三君かね?」
「はい。」
「単刀直入に聞く。あなたは息子と一体どのような関係なんだ?」
「どのようなと言われましても・・彼とは、ただの教師と生徒の関係です。」
「そうか。ではこれは?」
英治がそう言って歳三にあるものを見せた。
それは、安西翔が携帯で彼女に見せたものと同じ写真だった。
「単刀直入に申し上げよう。総司と・・息子と別れてくれないか?」
英治の頼みに、歳三は首を縦に振った。
「土方様、総司様はいずれは沖田家を担う存在です。あなたとの不純な関係が世間に知られたら、総司様はもとより、奥様が深く傷つかれます。」
「そうですか・・ではこれで失礼を。」
カフェから出て帰宅した歳三は、ソファに腰を下ろして溜息を吐いた。
いつかこうなると、予見はしていた。
総司は沖田財閥の御曹司で、自分は何もないただの庶民。
教え子と肉体関係になり、欲望のままに情事を重ねた。
もう総司との関係を終わりにしなくては―歳三はそう思いおもいながら眠りに就いた。
翌朝、歳三が身支度をしていると、携帯が鳴った。
「もしもし?」
『土方先生、今お時間宜しいですか?』
「はい、構いませんが。」
『今週の木曜、お時間空いてますか?』
「ええ・・」
木曜日の夜、歳三は待ち合わせ場所の高級ホテルのロビーで相手を待っていた。
「すいません、お待たせしてしまって。」
「いいえ、今来たところなので。」
そう言って彼女は、吉岡に微笑んだ。
「少し寄る所がありますので、行きましょうか。」
吉岡が歳三を連れて行ったのは、銀座にある高級ブティックだった。
そこで彼は、紫のイヴニングドレスを購入した。
「良くお似合いですね。わたしの見立て通りだ。」
「あの・・」
「さぁ、行きましょうか。」
訳が判らぬまま、歳三は吉岡とともに車で伊豆へと向かった。
「吉岡さん、今からどちらへ?」
「あの船に乗るんですよ。」
そう言って吉岡が指した先には、豪華客船・アルテミス号が港に停泊していた。
「足元に気をつけて。」
「は、はい・・」

船内にある高級フレンチレストランで前菜を待っていると、歳三はそこで総司の姿を見つけた。

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最終更新日  2012.05.27 20:10:24
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「土方さん、僕です。」
「総司か、入れ。」

歳三が総司をマンションの部屋に招き入れると、彼は突然歳三を抱き締めた。

「土方さん、愛してます。」
「どうした、総司?何か変なもんでも食ったのか?」
そう言って自分の顔を覗きこんだ歳三の寝間着の隙間から豊満な乳房が覗き、欲情に駆られた総司は彼女を床に押し倒した。
「総司、やめろ!」
「腰を高く上げてください。」
「何をする気だ?」
歳三は総司を怯える目で見ると、彼はズボンを下着ごと下ろした。
「何って、セックスですよ。」
「きょ、今日は駄目だ!」
「どうして?もしかして生理ですか?」
「ああ。口でするから許してくれ。」
歳三はそう言うと、総司の下半身に顔を埋めた。
「あぁっ!」
歳三の舌が、程良く自分のものを刺激してくるのを感じて、総司は思わず喘いだ。
彼女はそんな彼の反応を見てくすりと笑い、総司のものを激しく吸った。
「出ちゃう・・」
総司はそう言って呻くと、歳三の口の中で果てた。
「総司、一体何しに来たんだ?」
「ううん、別に。好きな人に会う理由なんて要ります?」
「いいや。」
歳三は総司を抱き締めると、彼の手を取りベッドへと誘った。
「生理中じゃないんですか?」
「そうだが・・お前、ゴム持ってるか?」
「ええ。」
二人はやがてもつれ合うようにしてベッドに身を沈ませた。
「総司、もう駄目だ!」
肉同士がぶつかり合う音が部屋に反響し、歳三は腰を高く上げ、総司は彼女の乳房を揉みながら一心不乱に激しく腰を振った。
「一緒にいきましょう。」
「ああ、一緒に・・」
歳三は絶頂を迎え、意識を手放した。
「ねぇ土方さん、僕と結婚してくれますか?」
「何言ってやがる。」
「酷いなぁ。」
総司は苦笑すると、歳三を抱き締めた。
「ふぅん、そう言う事か・・」
歳三と総司が幸せな時間を過ごしている頃、マンションの外では総司に声を掛けた少年が携帯片手にあるものを見ていた。
それは、歳三の部屋に仕掛けた隠しカメラに映された二人の情事の映像だった。
「土方先生、ちょっといいですか?」
廊下を歩いていた歳三は、突然ある生徒に呼びとめられた。
そこには、中等部の安西翔が立っていた。
「なんだ、俺に何か用か?」
「少し解らないところがあって、教えていただきたいんですが・・宜しいでしょうか?」
「あぁ、構わねぇが。」
安西とともに資料室へと入った歳三が彼に背を向けた途端、安西が彼女を抱き締めた。
「何しやがる!」
「へぇ、沖田先輩とはここでセックスするのに、僕とは嫌なんだ。」
「てめぇ・・」
安西は口端を上げて笑うと、歳三に携帯を見せた。
「これ、何だかわかりますよね?」
「お前ぇ・・」
携帯には、放送室で歳三が総司のものを口に含んでいる写真が映っていた。
「てめぇ、何者だ?」
「僕には年の離れた兄がいましてね。沖田先輩の家で働いているんですよ、先輩の教育係として。」

安西はそう言って、携帯を閉じた。

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最終更新日  2012.05.27 20:08:48
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総司は乱暴に歳三のパンティをストッキングごと脱がすと、彼女の桃尻が露わになり、彼は我慢の限界を超えて歳三を貫いた。

「い・・やぁ・・」
ミチッミチッ、という音が歳三の中から聞こえ、粘膜が自分のものを拒むかのように締め付けて来る。
「土方さん、力抜いてくださいよ・・」
「うるせぇ・・」
総司は歳三の腰を掴むと、強引に奥まで自分のものを貫いた。
「ハァ・・全部、入りましたよ。」
彼は歳三の耳元でそう囁くと、激しく腰を振り始めた。
肉同士がぶつかり合う音が、防音を施した室内で反響し、それが歳三の羞恥を煽らせた。
「やめろ、抜け・・抜いてくれぇ!」
「嫌です、もう止まりません。土方さんだって、こうして欲しかったんでしょう?」
「そんな事、思ってな・・」
「嘘だ。嫌だったらこんなに濡れているわけないでしょう?先生のイヤラシイジュース、一杯溢れてますよ?」
「そん・・言うなぁぁ!」
総司の言葉責めに、歳三は頭を振った。
彼は眩暈がしそうなどの強い快感に襲われ、一層激しく腰を振った。
「中に出しますよ、土方さん。」
「やめろ、出すな!」
「じゃぁ飲んでくれます?」
「飲んでやるから、抜け!」
「でももう駄目かも・・」
総司はビクリと身体を震わせると、歳三の中に欲望を迸らせた。
ドクドクと注ぎこまれてゆく彼の欲望を、歳三は感じた。
「馬鹿野郎、出しやがったな!」
「すいません、我慢できなくて。」
総司は悪びれもせずにそう言うと、歳三の中から自分のものを引き抜いた。
するとそこから、収まりきれなかった総司の白濁液がだらりと歳三の太腿を伝って垂れて来た。
「てめ、ふざけんなよ!こんな事してタダで済むと・・」
「思ってませんよ。だってこうしないと、先生僕を男として見てくれないじゃないですか?」
歳三が総司を睨むと、普段茶目っ気のある彼の顔に、冷酷な表情が浮かんでいた。
「総司・・?」
「土方さんが悪いんですよ。僕をガキ扱いするから。」
総司は傍にあったティッシュで歳三の下半身を拭うと、パンティとストッキングを穿かせた。
「お前ぇのお袋さんにはうまく言っておくからな。」
歳三が放送室から出ようとすると、総司が彼女の肩を掴んで強引に自分の方へと振り向かせた。
「もう帰っちゃうんですか?」
「ああ。これ以上俺に何しろっていうんだよ?」
「口でしてくださいよ。」
歳三は総司を睨み付けると、彼の下半身に顔を埋めて彼のものを舐めた。
「また勃ってきちゃった・・」
「畜生、クソガキが。」
思わず憎まれ口を叩く歳三だったが、そんな彼女が総司にとっては愛おしく見えた。
自分のものに舌を這わせている歳三の姿を、総司は嬉しそうに見下ろしていた。
(ガキだな、僕は。こんな先生の姿を見られる自分の姿に酔っているなんて・・)
行為に夢中で、彼らは自分が何者かに動画を撮影されていることに全く気づかなかった。
「沖田総司君、だよね?」
「そうですけど、何か?」
いつものように塾が終わり、総司が歳三のマンションへと向かおうとすると、突然彼は1人の少年に声を掛けられた。
「エリート校の優等生が、こんな事していいのかなぁ?」
彼はそう言うと、携帯を総司に見せた。
「あんた、誰?」
「誰って・・後輩の顔も忘れちゃったのかなぁ、沖田先輩?」

少年は怒りを瞳に滾らせている総司を見て笑った。

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最終更新日  2012.05.27 19:55:39
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「噂によれば、S大は試験用紙に名前を書くだけで合格するという、馬鹿が集まるような大学でしょう?そんな所を総ちゃんが受験したって聞いたら、ご近所の方がどう思われるか・・」

房江はそう言って溜息を吐いた。

「お母様、やめてよ!お母様の世間体や見栄の所為で僕が学習院でどんな思いをしたのか、忘れたの!?」
総司はそう言って椅子から立ち上がると、教室から飛び出していった。
「総ちゃん、待って!」
「お母さん、わたしが行きます。」
歳三は教室を出て、総司の後を追った。
「総司、待て!」
「放してよ!」
総司を彼女が捕まえたのは、放送室の前だった。
「とにかく、落ち着いて。」
「お母様なんか大嫌い!」
総司はそう言って涙を流した。
彼を落ち着かせる為に、放送室へと歳三は彼とともに入った。
「お前ぇ、一体お袋さんと何があったんだ?」
歳三が総司と向かい合うようにして椅子に腰を下ろすと、総司は溜息を吐いて髪を掻きむしった。
「お母様は・・母はいつも自分の見栄の為に僕を犠牲にしてきた!僕が剣道を始めると、“ピアノがもう弾けなくなっちゃう”って言われたんだ。」
それから彼は、母親の見栄の為にどれほど自分が我慢を強いられてきたのかを歳三に吐き出した。
「母は僕の事よりも、沖田家の事が大事なんだ。さっきの母の態度を見て、よく解ったでしょう?」
「総司・・」
「どうして僕はあんな母親から生まれたんだろう?どうしてあんな家に生まれたんだろう?財閥でも何でもない普通の家に生まれていたら、きっと別の人生があったのにって・・」
総司の頬を、涙が一筋伝った。
「総司、もういいんだ。お前ぇはもう過去を引き摺らなくていい。前を向いて歩く事だけを考えろ。」
歳三はそっと総司の涙を拭うと、彼を抱き締めた。
その時総司の脳裡に、過去の記憶が浮かんできた。
病に侵され、剣を握れなくなった自分に自棄を起こし、歳三に辛く当たった時があった。
その時も彼女は、何も言わずにただ抱き締めてくれた。
「土方さん・・」
総司は歳三から離れると、彼女の唇を塞いだ。
「んんっ・・」
彼の口付けを拒まず、歳三は舌を絡めた。
「どうしよう・・身体が熱くなっちゃった。」
歳三から離れると、総司は荒い息を吐いて彼女の首筋へと唇を落とした。
「やめろ、こんな所で・・」
「どうして?こんなに感じてる癖に。」
口端を歪ませ、総司はブラウス越しに歳三の乳首を指先で弄った。
「んぁぁ!」
歳三の華奢な身体がビクリと震え、いつも冷たい光を宿した切れ長の黒い瞳が熱に潤んでいた。
「はぁ、もう、やめろ・・」
「嫌です。もう止まりません。」
総司の手が、歳三のスラックスを下ろし、彼女の上半身を壁に押し付けた。
「じっとしていてくださいね、土方さん。」
歳三は身を捩って総司から逃げようとしたが、彼に押さえこまれて壁から一歩も動けなかった。
背後で総司がカチャカチャとベルトを外す音が聞こえた。
「やめろ、ここは学校だぞ!」
「ここは防音設備がいいから誰にも聞こえやしませんよ。あぁ、土方さんったら校内放送でイヤラシイ自分の声を聞かせてあげたいんですか、みんなに?」
「馬鹿野郎・・」
頬を赤く染める歳三が、可愛いと総司は思った。
「暴れないでくださいね。」

彼はそう言って、漲った股間を歳三の腰に押し付けた。

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最終更新日  2012.05.27 19:53:33
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