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テーマ:徒然日記(23463)
カテゴリ:英語以外
今週の月曜日にあおいは学校の登校日でした。
県内の小学校では6日の原爆の日(日曜日)に登校日の 学校もあったようですが、あおいの小学校は次の日の 月曜日でした。 学校から帰って来たあおいは、先生に「ちいちゃんの影送り」 と言う絵本を読んでもらったようでした。 天気の良い日にお父さんが影送りと言う遊びをちいちゃんに 教えてくれたようでした。戦争が起こり、ちいちゃんとお母さん、 お兄ちゃんが逃げたのですが、お兄ちゃんがこけてしまい お母さんが負ぶって、ちいちゃんの手をつなぎ走って逃げたのですが、 ちいちゃんははぐれてしまいました。ちいちゃんは1人で過ごした のですが、最後は死んでしまったようでした。空に上がって行った ちいちゃんは空でお父さんやお母さん、お兄ちゃんと会ったと言う話 だったようでした。(この部分はすべてあおいの説明なので合ってる かは分かりません) 私の時代は「猫は生きている」って言う映画?のような物を 体育館でみんなで見た覚えがあります。小学生の時にそれを見て 以来、すごく怖くて眠れなくなったしまった事がありました。 時代が違うと学校で教えてくれるお話も違うんですね。 あおいが戦争について聞いてきたので、私は自分の母が小さい頃 にしてくれた話を色々教えてあげました。私の母は小学生の時に 戦争を体験していて、人が沢山亡くなった話、学校に行っていても サイレンの音で防空壕に入ったとか、母の従姉妹が行ってた工場に 爆弾が落ちて、その子も死んだと思っていたら、数日後帰って来た けど、あまりの怖さ(怖い光景を目撃して)に当分、口も聞けな かったとか言う話を沢山聞いてきていたので、それをあおい達に 教えてあげました。 あおいはどうしてそんな怖い戦争をするのか?と言うのがすごい 疑問のようでしたが、それも前に宗教の違いや自分達の国を広げる 為とか、色々な原因があって戦争は起きると言う事も教えました。 今でも戦争をしている国があると言うのもあおいには驚きだった ようでした。戦争はずっと昔の話と思っていたようなので。 先日、新聞か何かで大きなきのこ雲の写真と空爆された町が載って いました。それでまだ戦争って言う物があると言うのを知ったよう でした。 アンネフランクの話も教えてあげました。まだ小さいので本は 読めないかもしれないけど、あおいに読んでもらいたい本の1つです。 こう言う話をする時には自分が小さい頃、色んな方に教えてもらった 事を思い出しては涙が出てきてしまいます。もしその時代にこんな 小さな子を抱えて、パパは戦争に借り出され、自分達だけで逃げて 行かないといけないと思ったらすごく不安だろうなって思います。 誰か1人が死に、誰か1人が生き残ると言うのも悲しいと思って しまいます。 子供たちが大きくなった時に平和な世界であって欲しいと思って しまいます。その為にも子供たちには姉弟でも喧嘩しないように 小さな喧嘩から大きな喧嘩になるんだよって教えています。 それに英語を習っているのも、いつかそう言う学習にもつながれば と思っています。色々な国の方とも理解し合えるのは本当に良い事 だと思うので。 私が昔、母にアメリカと日本が戦争して、どうして日本人はそんなに アメリカを嫌わないの?韓国や中国の人は日本人を嫌うのにって 聞いた事がありました。母は日本が向こうの人にひどい事をした からかな、アメリカは国を取り上げるとか奴隷のように使うとか しなかったからじゃないかなって言ってたのを覚えています。 母から聞いたエピソードでは、母の住んでいた地域で戦争が 終わってアメリカ兵がウロウロしていたらしいのですが、地域の みんなは殺されると思ったらしく、1ヶ月くらい家から出なかった らしいのです。でも、うちも祖母がこのままじゃ洗濯もできんと 言って外に出て行ったようでした。そしたらアメリカ兵に声を 掛けられたけど言葉が分からないので、家に連れて来たって。 母の兄が英語が話せたので通訳してもらうと、この町は誰も住んで いないのかと思ったってびっくりしてたようでした。 それ以来、アメリカ兵が遊びに来るようになってガムやチョコを もらったり、遊んでもらったりした事を覚えてると言ってました。 先日、ちょっとした笑い話が合ったのですが、あおいが「ママ、 戦争は何日で終わるの?」って聞いてきました。「戦争はいつ 始まるかも分からないし、いつ終わるのかも分からないんだよ」 って言うとあおいは・・・「え~!あーちゃんはそんなに走れん!」 と言いました。何の事かと思ったら、戦争中はずっと走って逃げない といけないと思ってたようで、何年も自分は走り続けられないと 思ったようでした。深刻な話の後にあおいはオチをつけてくれました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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