美を感じるもの

０５月０６日（水）０５時４２分　 昨晩は　０．４ミリのワイヤーと天然石とビーズで　久しぶりにネックレスを半分ほど　作る。 何に”美”を感じるのか　ずっと考え続けていた。 毎日　若い作家さんたちの　いまどきの作品・テレビ画面に映る方々のアクセサリーをながめ、わたしの持ち物（自作ではない　お気に入り）や過去の作品をながめ・・・・ 昨晩　偶然聴いた　ラ・カンパネラのピアノ演奏　９人の弾き比べで、我に返る。 フジコヘミングさんや辻井伸行さんほか著名な方々の演奏は　どれをよしとするほど、わたしの耳は備わっていない。 人により　”ちょっと耳障りかな？この人は　心地いいな”くらいで、技巧には　”すごさ”を　感じる。 ２０１１年のクリスマスに　父亡きあとの実家で、ショパンの黒鍵ほかをグランドピアノでさらりと弾きこなした　音楽専攻ではない青年を思い出す。 その場の雰囲気は　十分に感動を呼んだ。 演奏も　みんな違ってみんないい、アクセサリーも同じだ。 音楽と違う点は、主役ではなく　わき役として　つける人を輝かせること。 これを踏まえて　わたしが”美”を感じるのは　天然石の個性と　繊細な細工。 ときに大胆に　ときに　作り手がいやがるほどの細かい作業で、ほかの方からも　驚きや　美を感じていただける。 そんなことを考えたら　ネックレスつくりの意欲がわいて　継続した作業につながった。 わたしが感じる”美”を、少しづつ　時間を掛けながら　表現できればと　おもう。