伊勢丹病
年明けの最初のセールが始まりましたね。心が浮き立ちます(笑)私は、一時期、新宿の伊勢丹病でした。欲しくなるような商品がたくさんあって、洋服でも小物でも、何かあれば伊勢丹でした。バーゲンともなれば、真っ先に伊勢丹です。数年前の夏のバーゲンに行った時、フロアに溢れんばかりのお客さんで、冷房が全く効かなくなり、それでもみんな汗だくで、売り場の洋服を漁っていました。私もその中の一人ですが(笑)同じブランドなら、どこの百貨店に入っている店でも同じ商品なはずですが、伊勢丹でしか買えないオリジナルがあるんです。百貨店のオリジナルは他でもあるかもしれませんが、伊勢丹のはやっぱり違うんですよねぇ。。。だから、伊勢丹を見ずして、他所で買うなんて発作がおきそうなくらいでした(笑)でも、大改装が行なわれた後に初めて行った時、今までとは違う高級感に圧倒され、お金がある人しか来なくていいよ、と言われた気がして、伊勢丹熱は急に冷めてしまいました。百貨店の改装は他でもやっているし、高級化の傾向も同じ、だけど伊勢丹はなぜか違って感じるんです。ふと考えます、百貨店の広いフロアに、そこの社員ていったい何人いるんだろうって。たぶんテナントの従業員がほとんどでしょう。それも様々な雇用状態で。高級化の一方で、商品を手にとると、「お安くなっていますよ」「お買い得ですよ」と声をかけられる。それなら、あなたは、そうねぇ、安いわねぇ、と躊躇せずに買えるの?と言いたい。安くはなっているけど、安い値段ではない。本当の高級店なら「安い」とは言わないだろうし、セール時に声を張りあげてお客さんを呼び込むこともしないでしょう。そんな気持ちが瞬時に頭の中を駆け巡り、大好きだっただけに、一瞬にして冷めてしまった、、、んだと思います。アイカードも解約しました。それからは、自分の行動範囲内にある百貨店で買い物をしていますが、それで十分です。もう何年も新宿の伊勢丹には行っていませんが、病が完治したわけではありません(笑)新聞に入ってくるチラシを見ると、伊勢丹らしい、って思います。新宿伊勢丹には、やはり欲しくなるものがたくさんある魅力的な場所です。