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聖書を毎日、一日数章、一生学ぶプログラム

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希望

希望

「望みに生きること、希望」とは、心に触れる楽しみであり、生きる原動力となり、毎日がワクワクしてくるもの。

その情熱は、未完成であり、ひたむきな歩みから生まれる。だから誰でも得ることができる。希望が湧き出るところは、当たり前の生活の中にある。


こんな話がある。遊牧民の世界でのはなし。

 昔、その族長は、次のリーダーを決めるために、3人の青年を選びました。そして最終的に1人を選ぶために、テストをしたのです。族長は、3人の青年にこう言いました。「あの向こうの山の頂上まで行って、帰ってきた者を次期リーダーにしよう」と。彼らは、争うように走り出していきました。
すると一人目が、優越感に浸りながら帰ってきました。「族長、私が一番でした」と。二番目は、悔しい思いに浸りながら、「残念、二番」と言いたいような顔をしていました。
 しかし三番目は、なかなか帰ってきません。もうあきらめて途中でやめて、帰ってしまったのでしょうか。だいぶ遅れて、ニコニコしながら帰ってきました。頭がおかしくなったのでしょうか。すると、彼はこう言いました。

「族長、このような世界で、窮屈に暮らすのではなくて、大きな世界で生きませんか。山の向こうには、肥沃な土地が開けています。」と。彼は、希望を持って帰ってきました。



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