聖書を毎日、一日数章、一生学ぶプログラム

2024/04/19(金)02:42

列王紀上11章より

列王紀上11章を読んで思うこと。それは、「ソロモンの集大成」のこと。 ソロモンの生涯が終了し、その結果が現れます。しかし年老いた時、これでは残念です。 つまり、神への背信の結果、イスラエル分裂の舞台が整います。何度も軌道修正。主に帰るチャンスがあったのですが、残念です。 さて今日は、不思議な土曜日を紹介します。大いなる安息日(過越祭の土曜日)です。この日は、主が黄泉に降り、死の代価を完済し、甦りの舞台を整えます。 しかし巷は、ローマ兵と祭司集団が偽証の準備。いつになっても彼らは、滅びの準備を整えます。懲りない人々です。残念なことです。 しかし私たちは、日々、主のご再臨を待ちつつ、復活の朝を待ち望みます。 さて、話題を戻します。ソロモンの背信は事実であり、神の裁きもまた事実です。 故に、イスラエル王国は、分裂に至ります。ソロモンの治世は40年。彼の知恵により、イスラエルは空前の繁栄と栄華を窮め、黄金時代を過ごしました。しかし、彼らの最後は、分裂に至ります。 「ダビデの子、エルサレムの王である伝道者の言葉。伝道者は言う、空の空、空の空、いっさいは空である。」(伝道の書1:1〜2)栄華を窮めたソロモンの言葉です。 この章、ソロモンの葬式の前には、神の厳しい宣告があります。人ごとではありません。私たちも、主イエス無しでは、立ち行けないものです。 「ソロモンが年老いた時、その妻たちが彼の心を転じて他の神々に従わせたので、彼の心は父ダビデの心のようには、その神、主に真実でなかった。これはソロモンがシドンびとの女神アシタロテに従い、アンモンびとの神である憎むべき者ミルコムに従ったからである。このようにソロモンは主の目の前に悪を行い、父ダビデのように全くは主に従わなかった。」(列王紀上11:4〜6) ソロモンが年老いた時、今までの歩みの結果が、より顕著に現れます。人の日頃の積み重ねは、やはり罪の積み重ね。「彼の心は、父ダビデの心のようには、その神、主に真実でなかった」とあります。これがソロモンの評価です。残念です。 巨大なハーレムが、彼の平和外交の印でしたが、それが仇になります。その女性たちが偶像礼拝を持ち込みました。 ソロモンは最後まで、その女性たちを離さず、神から離れて年老いました。結果は既に遅し。主に怒られました。まことに残念です。 神無き者は、最後は泣きをみます。外にはソロモンに敵対する諸国が起こり、内には国が分裂します。 北王国イスラエルは、有能な部下ヤラベアムが治め、南王国ユダは、ソロモンの息子レハベアムが治めます。王の罪の刈り取りを、後継者が負うのです。残念ですが、分裂の舞台が整いました。 しかしそこにも、神の深い緻密なご計画が隠されています。さあこれから、目まぐるしい、イスラエルの歴史が始まります。しっかり聖書を読んで、ついて来てください。迷子にならないように。 さあいよいよ、真面目に列王の名前を覚えた人は、主の時を知ることができます。どうぞ、お楽しみに。 それゆえ、主はソロモンに言われた、「これがあなたの本心であり、わたしが命じた契約と定めとを守らなかったので、わたしは必ずあなたから国を裂き離して、それをあなたの家来に与える。しかしあなたの父ダビデのために、あなたの世にはそれをしないが、あなたの子の手からそれを裂き離す。ただし、わたしは国をことごとくは裂き離さず、わたしのしもべダビデのために、またわたしが選んだエルサレムのために一つの部族をあなたの子に与えるであろう」。(列王紀上11:11〜13)

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る