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この男バフェットの投資スタイルは、マクロ経済統計や相場全体の動向など関係なく個別企業のミクロ的な動きに注目することに特徴がある。そのために、「暗黒の月曜日」と呼ばれる1987年のニューヨーク株暴落にもうろたえることはなかったのだ。彼にとっての関心事は、投資先の個別企業が平均を上回るリターンを生み出す能力を持っているかどうかなのだ。この場合のリターンとは、株主の持ち分である株主資本がどれだけの利益を出しているかどうかを示す株主資本利益率(ROE)である。
これは個別企業の財務内容、経営能力を徹底的に分析し、本質的な価値がどのくらいなのかを把握しようという科学的分析なのである。
バフェットが年次報告書を読むのを趣味にしているのはこのような分析を基本にしているからである。日本で未だに幅を利かせている「テクニカル分析」相場の過去の動きなどを分析して将来を予測する手法であり、米国では賢明な投資家からは「占い師の仕事」と一蹴されている。
シーゲルによると、富創造マシンとしての株式の実績は圧倒的。。1802年に株式へ一ドル投資した場合、インフレによる目減りも考慮して2000年には70万ドル強になる。それが、長期国債では900ドル強、純金では一ドルにも満たない。二百年運用すると、株式は長期国債の700倍以上、純金の80万倍以上に膨らむ計算になるのだ。
17年以上長期投資を前提にすれば、1929年の大恐慌直前に株式を購入した人も含め、損した人はいない、という。