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おはようございます!今日も少し難しいかもしれませんが、お付き合いください。
今日は設備投資(取替投資)のキャッシュ・フローに関してです。(出所:06年度1次試験 第15問) まず、タックスシールドという言葉があります。 タックスシールドとは、キャッシュアウトフローの節約額のことです。 キャッシュイン/アウトフローというのは、入ってくる/出て行くお金のことですね。 出て行くお金の、節約できた(と見なせる)金額を、タックスシールドと言います。 そこで次の問題を考えましょう。 問:下表の旧設備を新設備に取り替えるときの投資額(税引き後差額キャッシュ・フロー)を求めよ。
解答・解説: まず、旧設備の2年経過時点の簿価を求めます。 取得価格500万円-{(取得価格500万円-残存価格50万円)/耐用年数5年}×経過年数2年 =320万円(簿価) 簿価320万円の設備を、200万円で売却したため、売却損が120万円発生します。 この売却損に実効税率を乗じたものがタックスシールドとなります。 損しても、買い換えることで税金を安く出来る、ということですね。 タックスシールド = 売却損120万円×実効税率40% = 48万円 これらの結果、キャッシュイン/アウトフローは以下のようになります。 キャッシュインフロー = 売却代金200万円+タックスシールド48万円 = 248万円 キャッシュアウトフロー = 新設備取得原価600万円 よって、新設備への取替投資額は、600万円-248万円で352万円となります。 タックスシールドという概念は、節税の知識としておもしろいですね。 個人の生活では馴染みが薄いかもしれませんが、一歩一歩勉強です。 応援クリックは励みになります! ではでは~。 --- 「節税」のご参考に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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もし売却『益』だったら48万円の税金が、かかった分だけ節約できた、と言う解釈で良いのでしょうか?
(November 11, 2008 03:59:21 PM)
はるあや0203さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ちょっと解釈が違います。 簿価のとおり、320万円で売却できていれば、売却益(損)はゼロで、その場合の税金もゼロになりますよね。 その場合のキャッシュインフローは200万円で、キャッシュアウトフローが600万円ということは、設備投資の金額が400万円になります。 設備投資が“取替”投資の場合、旧設備の売却損が出ると、その分の税金を投資額から引くことが出来ます。 400万円と352万円の差額、ということで48万円の節約になります。 もちろん、“取替”ではなく単純に売却しただけではタックスシールドは発生しないため、節約も出来なくなります。 何となくわかりますでしょうか!? (November 11, 2008 11:51:16 PM)
jhiranoさん
ありがとうございます。 理解できました。 >はるあや0203さん、こんばんは。コメントありがとうございます。 >ちょっと解釈が違います。 > >簿価のとおり、320万円で売却できていれば、売却益(損)はゼロで、その場合の税金もゼロになりますよね。 >その場合のキャッシュインフローは200万円で、キャッシュアウトフローが600万円ということは、設備投資の金額が400万円になります。 > >設備投資が“取替”投資の場合、旧設備の売却損が出ると、その分の税金を投資額から引くことが出来ます。 >400万円と352万円の差額、ということで48万円の節約になります。 >もちろん、“取替”ではなく単純に売却しただけではタックスシールドは発生しないため、節約も出来なくなります。 > >何となくわかりますでしょうか!? ----- (November 13, 2008 07:24:52 AM) |
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