2009/03/07(土)22:07
消化仕入と委託仕入(1) - 運営管理の問題
こんばんは。今日は暖かい一日でしたね。
今日は消化仕入と委託仕入について紹介します。(出所:06年度1次試験 第29問)
一般消費財の仕入方式にはいくつかありますが、消化仕入を紹介します。
消化仕入とは、商品の仕入時ではなく、商品の販売時に仕入計上を行う仕入方法です。
百貨店などの取引によく見られ、リスク(ロスや在庫リスク)を軽減できる仕入方法です。
百貨店では売上仕入と呼ぶことが多いです。
消化仕入では、店頭において消費者が商品を購入するまでは、納入業者側に
所有権があり、購入と同時に仕入計上を行います。
原則として、所有権の保持者が在庫資金やリスクを負担することになります。
商品展示会などの盗難リスクに対しては納入業者側でリスク対応を行うこととなります。
そのために、納入業者は販売員を派遣したり、損害保険を設定したりします。
消化仕入の場合、帳簿(伝票)上では、販売時に同時に仕入計上を行います。
帳簿上の所有権は納入業者から一瞬百貨店に移りますが、同時に消費者に移ります。
・・・
これだけ見ると、消化仕入というのは百貨店にかなり有利な仕入方法ですね。
少し前までは百貨店の販売力が強かったため、こういった方法が納入業者にとっても
許容できたのでしょうが、最近はどうなのでしょうかね。
明日は委託仕入について紹介します。
応援クリックは励みになります!
ではでは~。
---
今日はお昼にラーメンを食べましたが、そろそろ花見しながらグルメの時期ですね。