2009/09/15(火)06:47
商品在庫管理における需要予測の統計的手法 - 運営管理の問題
おはようございます。イチローがついに金字塔達成、昨日は新聞の号外が配られていました。
今日は需要予測の統計的手法について紹介します。(出所:08年度1次試験 第29問)
商品の需要予測は、事業を営む場合にとても大事な要素となってきます。
ここでは、需要予測に関するいくつかの用語や手法を紹介します。
・移動平均法は、たとえば月毎の売上推移を見る場合、数ヶ月の平均値を移動させながら
測定することにより、季節要因等を取り除き、平準化する手法です。
・指数平滑法は、以下の数式で求められることから、季節要因等を考慮しない手法です。
今期の予測値 = a×前期の実績値+(1-a)×前期の予測値
a:平滑化定数 0<a<1
a=1とすれば、今期の予測値=前期の予測値
a=0とすれば、今期の予測値=前期の予測値
・需要量に影響を及ぼす諸要因の構造分析には、多変量解析が用いられることがあります。
多変量解析にはいくつかの手法があり、たとえば、店舗売上高予測では、重回帰分析が
用いられます。これは、店舗面積・商圏特性・従業員等複数の要因と売上高の関連を調べ、
予測するものです。
・需要予測の分析は、分析の単位を細分化すると精度が向上しますが、ある程度以上は分析の
効果が変わらなくなり、コストパフォーマンスが低下することになります。
・ロジスティック曲線はS字曲線としても知られます。製品のライフサイクルは
導入期・成長期・成熟期に分類されます。導入期にある程度の普及率に達すると、認知度が
上昇して、その後急速に売上が増える成長期に入ります。その後、またある程度の普及率に
達すると、成長率が鈍化し成熟期となります。これを表したのがロジスティック曲線です。
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需要予測に悩まれていたり、需要予測を改善したいとお考えの経営者の皆様、こういった
観点からの予測も効果的です。難しいと感じましたら専門家に相談すると良いですね。
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そういえば、株式投資などでも移動平均法をよく使いますね。