8日、神保町の三省堂で開催された
「夢をかなえるゾウ」の著者
水野敬也氏のトークショー&サイン会に行ってきました。中国からの参加者は私だけだったろうと思います。たまたま旧正月で一時帰国していたので参加できました。水野氏は3年ほど前に
水野デニ蔵で衝撃を受けて以来注目している作家さんです。
私にはこの人の生き方おもしろそうだな、やっていることおもしろそうだな、自分もやってみたいなと思う人物が2人いて、そのうちの1人が水野氏です。ちなみにもう1人は
東京プリンの伊藤洋介氏。
ストリートファイター2 ガイル
トークショーは恋愛話あり、ゲーム話あり、パチンコ話ありでとてもおもしろかったです。20代30代男性がメインでしたが、若い女性も結構いました。参加者との質疑応答も盛況でした。ストIIのガイル話で水野氏が「溜めなしで立ちサマー」が出せることを知ってやはりこの人はすごいと思いました。あの技って人間でも出せるんですね。
「
夢をかなえるゾウ」は「成功法則書を読んでも人が成功しないのはなぜか?」という疑問から書かれた書籍です。カテゴリは自己啓発系、成功本になるのでしょうが、肩肘張らずに楽しく読める本でした。主人公のメンター役として登場するガネーシャがいい味出しているからだと思います。読み進めていくにつれてドラえもんのようなガネーシャへの愛着が沸いてきます。
書籍の中で29項目の成功の秘訣が紹介されています。トークショーで著者が最も強調されていたのが第28項目めの「応募する」。「自分の才能はなかなか見出されないかもしれないが、可能性を感じるところにどんどん応募すべき。そこでもし才能が認められたら人生なんてあっという間に変わる」ということ。
司馬遼太郎の小説の一節を思い出しました(確か
花神)。「歴史上には軍事の天才が存在する。源義経、ナポレオン、諸葛亮、大村益次郎らには軍事の天才が宿っていた。こういった天賦というものは自分で気づくこともあれば、人から見出されることもある。誰に宿っているかはわからない。誰からも(自らも)気づかれずに市井の人のいい旦那として一生を終えることもありうる。」といった内容のものだったと思います。
「応募する」という行動で世の中に自分を問うてみるという行為は大事なことだろうと思います。「自分で可能性を探す努力をし、それを人から見出されるよう行動する」ということですね。
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夢をかなえるゾウ」は45万部を突破し、ドラマ化も決定。「温厚な上司の怒らせ方」までは傑作だったけれどもマニア受け作品という印象だったのが、「夢をかなえるゾウ」で一般読者層にまで広まってブレイクしそうな勢いです。
全国書店行脚で登場した編集の畑氏をナマで見れたのも嬉しかったです。ムツゴロウ氏の甥御さんだとか。人気blogランキングへ
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