ちょうどお昼ごろ中国期待の星「劉翔」が出場する110Mハードルがありました。
みんなでテレビで観戦していました。
「すごい圧力(プレッシャー)だろうな。大丈夫かな。」
「予選で圧力なんか感じてないよ。余裕勝ちだよ。」
などガヤガヤと話しながらみんな観戦しました。
スタートでフライングがあったのですが、その後の劉翔の様子がおかしい。
その後競技場が出て行ってしまいました。
「やっぱり怪我が治ってなかったんだ。棄権だ。」
という人もいれば
「すぐ治るさ。まだいくつも組があるからあとの組でまた出るさ。」
という人もいます。
その後、正式に怪我のため棄権ということがわかり、みんながっかり。
もう相当な落ち込みようでした。
中国人の劉翔にかける期待度がよくわかりました。
「治ったといってたくせに騙しやがって」
「今後は落ち目だろうな。アテネから北京の4年間でずいぶん稼いだからいいだろう。」
「やっぱり相当なプレッシャーだったんだ。かわいそうに。」
「これからも応援する。ロンドンに期待だ。」
など色んな意見がありました。
ネット上では結構劉翔叩きの意見も多いようです。中国はスポーツ選手の育成は国を挙げて行っているだけに、人々は結果を残せない選手には手厳しいです。「頑張ったんだからいいじゃないか」という意見はあまり見られません。それだけに選手も「国を背負っている」という意識が強く、それがプレッシャーにもなり、自分を奮い立たせる原動力にもなるのでしょう。
中国男子サッカーも今回は惨敗だったのですが、友人は「なんで14億も人がいるのに、いつまで経ってもたった11人の選手が揃えられないんだ!」と怒っていました。
バスケットのヤオミンは以前から人気がありましたが、陸上の劉翔はアテネオリンピックで金メダル獲得後に人気が沸騰し、ヤオミンに並ぶほどになりました。この2人は中国の2大スーパースターになっています。今回の棄権で劉翔人気には陰りが訪れるかもしれません。
さっきもエレベーターで会った同僚に「劉翔、棄権しちゃったねー」と話しかけたら、みるみる顔が暗くなりました。「プレッシャーと怪我に負けたね。本当にがっかりだ。。」と言っていました。しばらく「劉翔」の話はしないほうがいいかな。
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