2008/08/28(木)17:39
福原愛の中国語と方言と三里屯の卓球バー
福原愛と張怡寧の試合があった翌日の夜、行きつけのお店の服務員(店員)の皆さんと福原愛の話になりました。
店員さんは3人とも東北出身(2人は黒竜江省、1人は遼寧省出身)。
福原愛の中国語は東北訛りがあるので、彼女らはすごく親しみを感じているようです。
「フーユエンアイ(福原愛)の中国語は私よりも訛りがきつい」と笑って言っていっていました。
そのうち3人の間で誰の訛りが一番きついかで議論が始まりました。それぞれ自分が一番標準だと思っているので、なかなかまとまりません。それで「じゃあ、じゃんすに判断してもらおおう」ということになったのですが、私自身どれも差不多に思えるので、そう言ったところ、また議論が再燃して、その後しばらく続いていました。
中国人の地方訛りへの関心度は日本人より高いと思います。日本でも「方言で喋ってみてよー」とリクエストしたりされたりすることはありますが、中国も同じです。服務員の1人は、とある中国人のお客さんから「今から実家のお母さんに電話して、会話しているところを聞かせてくれ」とリクエストされたこともあるそうです。
いまさら言うまでもありませんが、福原愛は中国で非常に人気があります。今回の北京五輪中も、福原愛の試合、記者がプレゼントを渡す様子、インタビューなど、数多くテレビで好意的に取り上げられていました。そのルックス、ネイティブレベルの中国語が人気の理由というのはもちろんありますが、店員さんたちは中国の一流選手に果敢に挑戦しているところがいいと言っていました。
また、将来福原愛を含む日本選手が中国の1流卓球選手に勝つことはありえないだろうとも言っていました。将来福原愛がランキング1位の張怡寧を負かすことがあったら中国人も「かわいいツーワーワ(愛ちゃんの中国語愛称)とは言ってられないかもしれませんね。
先日、三里屯の南にある卓球バーに行きました。
スウェーデン出身の往年の超有名選手Jan-Ove Waldner(ワルドナー)氏のお店です。
私の母がママさん卓球の選手だったので、子供のころから「ワルドナー」という名前をよく聞いていただけに、ワルドナーの店が北京にあるとは驚きでした。しかも、私が北京初期に住んでいた家の近所でした。こんなお店があったのは全然気が付きませんでした。
店内には卓球台があり、自由にプレイすることができます(プレイ代金はかかりません)。店員さんも非常に愛想が良いです。お客さんはスウェーデン人がメインで、五輪期間中に行ったこともあり、黄色のスウェーデンのユニフォームを着たお客さんがたくさんいました。
せっかくだから、と思いスウェーデンビールを注文してみましたが、ものすごく苦くて自分の口には合いませんでした。
≪お店情報≫
老瓦Restaurant&Bar
住所:北京市朝陽区三里屯南路116-6号
電話:010-6595-8039
NHKDVD とっさの中国語 DVD-BOX
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