江南の婿

2005/05/09(月)13:03

義姉の帰国

中国(10)

嵐のような義姉が、とうとう帰国する。 やれやれ。 でも、ほっとするばかりのわたしと違って、婿はちょっと寂しい思いもあるようだ。 異国でがんばってて、久しぶりに地元の言葉でしゃべれたんだものね。 疲れたけど、よかったね。 日本の物価とか、生活状況、育児、いろいろ見てもらえた。 うちの両親が、わたし達を支援してくれているのも、見てもらえた。 いつもお土産はデパートで買っていたことも、認識してもらえた。 父の田舎に、たけのこ堀にも出かけて、物質的な豊かさだけではないことも知ってもらえたと思う。 義姉はいる間中、 「つぉんくぉにん(中国人)、さぱにん(日本人)」 を連発していた。 婿が義姉のいろんな行動に、 「日本ではそんなことはしないよ~」 と言うと、義姉は 「日本人は中国に来て、日本流を通しているではないか、わたしだって中国式でやってなにが悪い」 と言ったそうだ。 これには婿もムカついて、 「うちは奥さんも日本人だし、みんみんだって中国人でも日本人でもあるんだ。そんなことは言うな」 と言ったそうだ。 そうだよ! わたしだって、中国行ったときお風呂がないから嫌だ、トイレが汚いから嫌だ、なんて言わないじゃないか。 義姉には人のことはどうでもいいらしい(泣)。 空港へ送る車のなかで、 「できれば、みんみんに兄弟をつくって欲しい」 と言われた。「兄弟は助け合えるから」 わたしは、 「もちろん、できればもう1人か2人欲しい。 みんみんは中国と日本の子だから、同じ立場の兄弟が必要だろう」 ささやかな逆襲をした。 伝わるかどうか、わからないけれど。 さて、台風一過、普通の生活に戻ろう。 ちょっとさみしい気もしたりして(笑)。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る