2011/06/02(木)06:49
朝から少しだけ元気が出る本
この本を読んでいると
うれしくなってきます。楽しくなってきます。
なぜでしょう。いろいろな視点を与えてくれるから。 内からのまなざし 外からのまなざし。人間、稲、野菜、草、土、畦、水。仕事と労働。豊作と多収。「仕事がはかどる」と「労働生産性が高い」。労働時間と時。閉じる技術と開かれた仕事。 心を込めて手入れする。心を込めて人とものに接する。
大事なことですね。 第2章を読みはじめました。百姓学宣言
~経済を中心にしない生き方~ (シリーズ地域の再生21)
宇根 豊 (著) ***
目次序章 在所の内からのまなざし
1.学など求めない人生
2.外からのまなざしとの出会い
3.内からの呼応
4.ふたつのまなざしの出会い第1章 技術ではなく仕事が大切[仕事論]
1.「技術」は仕事から出てきたのではない
2.「生産」とは何か
3.多収と豊作の違いのように第2章 自然を見つめる[自然論・風景論]
1.「自然」という言葉の悩ましさ
2.百姓にとっての自然とは何か
3.農業と対立的な自然という見方は、誰が生み出したのか
4.生き物調査という仕事
5.ただの風景の発見
6.風景を眺めるわけ
7.美しいむらということ第3章 世界を感じるとき[世界認識論]
1.なぜ、生きものの名を呼ぶのか
2.科学のすごさと哀しさ
3.日本的な生物多様性はあるのか
4.新しい世界認識
5.時間(とき)をつかみ直す
6.休む仕事、休む時のよさ第4章 経済で生きているのではない[近代化論]
1.なぜ、カネが主役になるのか
2.なぜ、百姓同士が競争するのか
3.経済を中心にしない生き方
4.農政を変える第5章 仕事の自給、くらしの自給[自給論]
1.引き受ける自然
2.自給の堕落
3.自給と対立する自給率
4.仕事の自給が自給の土台
5.ナショナリズムとパトリオティズム第6章 伝えるということ[表現論]
1.何が伝わりにくいか
2.農業体験は反近代化思想だ
3.何を表現し、伝えるか-生きもの語りの提案
4.私の生きもの語り終章 農学から百姓学へ
1.私の方法
2.外からのまなざしの学の限界
3.国家の農学
4.百姓学の誕生
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