自分らしく生きる

2011/10/14(金)07:15

けさ自分に伝えたことば

BOOK(130)

けさ読んだページです。 松下 幸之助  道をひらく 人事をつくして *** 「人事をつくして天命を待つ」 ということばがある。 まことに味わい深いことばである。 私心にとらわれることなく、 人としてなしうるかぎりの力をつくして、 そのうえで、静かに起こってくる事態を待つ。 それは期待どおりのことであるかもしれないし、 期待にそむくことであるかもしれない。 しかしいずれにしても、それはわが力を越えたものであり、 人事をつくしたかぎりにおいては、うろたえず、あわてず、 心静にその事態を迎えねばならない。 そのなかからまた次の新しい道がひらけてくるであろう。 こうした心境の尊さを人みなが知り、 その境地をかみしめつつ、 それぞれの人が、 それぞれのつとめをつくしたならば、 この世の中は、 もっと静かになるかもしれない。 天命とは、これだけのことをつくしたから、 これだけの結果があたえられるという、 そんな計算の成り立つものではない。 まして、私心多くなすべき人事もつくさずに、 いたずらに都合よき成果のみを期待するのは、 天命を知らざること はなはだしいといわねばなるまい。 めまぐるしい利害の波の日々の中ではあるけれども、 時におたがいに三省してみたいものである。 *** 人事をつくす。 今この瞬間の一瞬一瞬に意識を注ぐ。 心をこめて向き合う。 自分の心身の容量の範囲内で最善をつくして、 あとは心静かに待つ。 けさ自分に伝えたことばです。

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