最終発表 環境グループ環境グループ日時:平成18年12月16日(土)10:00~13:00 場所:琉球大学 参加者:仲宗根亨、嘉数学、下地由美、饒波正博、 宮里明子、仲松典子、佐藤学、宮里大八 テーマ:油回収プロジェクト ○抜本的問題 ・環境問題は、個人の意識の問題 ・開発しなければ、経済が発展しないという考え方がある ・地域住民のコンセンサスがとられないまま、開発が行われている ・上からの押し付け的な開発ではなく、地域を生かした経済発展、振興開発が必要 ・予算がないことをチャンスと考えて、意識を高める必要がある ・環境に対する住民の考え方を変えるために、リサイクルを通して意識改革を行う ・沖縄再発見を行い、良いところを見つけていく姿勢が必要 ・すごい考え方を持つ個人がいても、組織が動かなくてはだめ ・先行する形で、ドンドンプロジェクトを進める ・開発をすることは、沖縄の資源を失っていく可能性がある ・資源を再利用するということが必要 ・自然が汚れているのに、どうして良いのかわからない ・沖縄にとって発展というのは、どういうことなのか ・沖縄の地域ごとの、経済的な実態調査が少なく、具体的な数字が必要 ・ごみ問題について、3年前の住民基本条例を作る ・行政は市民に対して隠す傾向があり、情報公開が必要 環境に対する意思が低いため、開発(お金)と地域資源(環境)を引き換えにして、持続可能な社会体制がとられておらず、行政と地域住民のコンセンサスをとるための仕組みが必要であるが、目の前の環境問題に対して、個人がどのように取り組んだら良いかわからない ⇒ 住民と行政の意識改革 ○理念 ・地域の再発見 ・沖縄の特産品等を見つめなおして、さらに発展を作る必要がある ・自然が産業としてなる、ビジネスに繋がることを考えることが必要 ・素晴らしいから沖縄に来るということをわかってもらう必要がある ・自然の再生 ○目標 ・個人:家庭からでた廃油を自治会の班単位で集める ・行政:プラントを整備し、ゴミ清掃車や公用車等を低公害車として導入 ・企業:業者から出る廃油を集める。先進的な環境プロジェクトを実施する ・(例:メタンガスから精製するLPガス、バイオエタノール等) ↓ 全体としての最終目標は、国のバイオマスタウンの申請を行う ○工程 ・夏休みに学校のイベントとして実施し、2学期から本格的に活動する ・環境フェスタ等を通して、マスコミからも呼びかける ・那覇市を限定にして実施し、特に小学校を中心に行う ・沖縄がモデル地域として実施しやすい ・どれだけ安定的に油を、回収をするのかが鍵 ・京都市等の先進的なモデルをビデオに撮影して小学校で上映する 個人:個人、自治会、マンション組合等、学校区 (京都の取り組みを調査して、具体的な数値を出す) 行政:農林水産省等の予算を確保して、実証実験を実施 企業:産業まつり等にて、取り組みを紹介 ○予算・財源 ・ごみ清掃車等は、中古車を導入する ・新車を購入するよりも、別に必要な予算に回せると良い ・立ち上げ当初は、予算がかかるが、軌道に乗せると回っていく ○期限 1年目:具体的な数値を把握するため調査を実施し、廃油を回収して、住民、県内企業、 行政に対して機運を高める 2年目:実際にバイオディーゼルバスのデモンストレーションを実施 3年目:那覇市全域の小学校に広げる(ワークショップやフォーラムを実施) ○京都市の事例 ・NPO法人が中核 5~600人が登録 ・京都市全域から10,000~15,000トン/日を回収 ・市が持つプラントの処理能力は、5000トン/日 ・京都市以外の近隣市町村にも取組みが広がっている |