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テーマ:報徳記&二宮翁夜話(503)
カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
若(も)し女人(にょにん)あって設(たと)い男(なん)を求めんと欲し、観世音菩薩を礼拝し供養せば、
便(すなわ)ち福徳智慧の男を生まん。 設(と)い女(にょ)を求めんと欲せば、便(すなわ)ち端正有相(たんじょううそう)の女を生まん。 無尽意(むじんに)、観世音菩薩は是(かく)の如き力あり。 若し衆生あって、観世音菩薩を恭敬礼拝せば、 福唐捐(ふくとうえん)ならじ。 是(こ)の故に衆生、皆観世音菩薩の名号(みょうごう)を受持(じゅじ)すべし。 無尽意、若(も)し人有って、六十二億恒河沙(ごうがしゃ)の菩薩の名字(みょうじ)を受持し、復(また)形を尽(つ)くすまで、飲食(おんじき)、衣服(えぶく)、臥具(がぐ)、医薬を供養せん。 汝が意(こころ)に於(おい)て云何(いかん)。 是(こ)の善男子・善女人の功徳多しや不(いな)や。 無尽意の言(もう)さく。 甚(はなは)だ多し、世尊。 仏(ほとけ)の言(のたま)わく、 若し復(また)人あって観世音菩薩の名号を受持し、乃至(ないし)一時(じ)も礼拝供養せん。 是の二人の福、正等(しょうとう)にして異なること無し。 百千万億劫(まんのっこう)に於ても、窮め尽くすべからず。 無尽意、観世音菩薩の名号を受持せば、是(かく)の如き無量無辺の福徳の利を得ん。 二宮翁夜話残篇 【35】尊徳先生はおっしゃった。 「仏説はまことに妙なるものである。 太陽が朝、東に出る時の功徳を薬師如来と名づけ、中天に照す時の功徳を大日如来といい、夕日の功徳を阿弥陀如来という。 そうであれば薬師如来、大日如来、阿弥陀如来とは、実際そのような仏があるのではなく、皆、太陽の功徳をあらわしたものなのである。 また、大地の功徳を地蔵菩薩といい、空中の功徳を虚空蔵菩薩といい、世の音を観ずる功徳を観世音菩薩という。」 ある人が問うた。 「大地の功徳は大きいでしょう、虚空の功徳も大きいでしょう。 世の音を観ずる功徳はどうでしょうか。」 尊徳先生がおっしゃった。 「商法などの類は、すべて世の音信をよく考えて利益を求めるのを観世音の力を念ずると言うのだ。 観というのは目で見る字ではない、心眼で見ることをいう字である、よく考えてみなさい思ってみなさい。」
最終更新日
2007年09月20日 04時45分03秒
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