2014/03/10(月)11:23
私たちなりに 世に また 未来の人々に 推譲の実践にほかならない。
帰省中で父母の墓参りを済ませて、「報徳記を読む」の印刷について、印刷会社と打ち合わせもすました。
森の元気屋さんと田舎のおばからいただいた額を報徳の増倍法によって同額私がだし、
「ボーイズ・ビー・アンビシャス 新渡戸稲造の留学談」の改訂版
を400冊作成し、200冊を森町に送り
静岡県内で「米欧留学編」を所蔵している公共・大学図書館に送ってもらい、残部は町並みと蔵展で売っていただき、
収益はすべて鈴木藤三郎の生家の保全に使っていただこう、
つまり、いただいた報徳の志を2倍にも3倍にも生かそうとするものである。
「二宮先生の教えに たらいの教え というのがあって、 村の巡回の際に たらいに水をはらせて、農民たちにわかりやすく天理を教えられた。」
と印刷の担当の人に話した。
「たらいの水をこっちにかきよせようとすると、水は向こうに流れてしまう。
水を向こうに惜し譲ると、水はこちらにながれてくる。
私たちは 本を作って 公共図書館・大学図書館に寄贈する、つまり 推譲し続けていたら、
米欧留学編 で すでに130以上の図書館の蔵書となっている。
「ボーイズ・ビー・アンビシャス」第1集、第2集はそれぞれ120,130以上の公共図書館・大学図書館で蔵書となっていて、東京大学で4タイトル、京都大学で3タイトル蔵書となっている。
この第3集も当然蔵書となる。
すると現在作成中の「報徳記を読む」も当然寄贈すれば蔵書となる、つまり
私たちの読書会の方法、報徳記原文と現代語訳の輪読を広く世にまた後の世代に残すことができる。
私たちなりの推譲の実践にほかならない」と。