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カテゴリ:和歌・俳句&道歌選
昨日より 知らぬあしたの なつかしや
もとの父母 ましませばこそ 佐々井信太郎氏はその「解説 二宮先生道歌選」でこのように述べている。 「二宮先生はその想を異にしている。 明日が来るのが望ましいのは元の父母に会えるからである。 元の父母とは太陽のことである。 自分は父母から生まれた。 父母もその父母からである。 こうして根元に上って行けば天地になる。 すべての生物は地の養いと、太陽の光熱によって生きている。 この天地こそは大父母であり根元(もと)の父母である。 その父母に会えるのがうれしい。 (略) 万象の徳を認識してその道を開びゃくし、それが自分の収入にはならぬ生活、その手本は太陽であって、与えることのみあって得ることはないのである。・・・実に明日ほどうれしく、なつかしい希望はない。」 二宮先生語録 【二九四】長命を欲するは人の情なり。何となれば則ち明日も亦太陽必ず出るを知ればなり。若し明日太陽必ず出ざるを知らば、誰か長命を欲せんや。蓋し昨日今日を慕ひ、今日明日を慕ふは、根元父母の在る有るを以てなり。何を根元の父母と謂ふ。吾が身の根元は父母に在り。父母の根元は祖父母に在り。漸々泝て之を推究せば、則ち終に天地に帰す。故に太陽を称し根元の父母と為す。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年01月02日 05時30分31秒
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