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2020年12月05日
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​​報徳日めくりカレンダー(発行 報徳学園報徳教育部)より

5日 

徳の本は
 勤苦(はたらくこと)なり

★鬼滅の刃に出てくる鬼はもとは人間であり、それぞれの事情で自らの意思であるいは恐れで 鬼 となっている。炭治郎は鬼をやっつけた後も、「神様 どうかこの人が今度生まれてくる時には 鬼になんてなりませんように」と祈る。

なぜ人間は人の道を離れて鬼になるのか。

小説「地球星人」に宇宙人から見た地球人の掟が描かれている。

主人公の小学校5年生の奈月は、地球を「工場」と呼び、自分は二種類の意味で「道具」だと言う。
〈一つは、お勉強を頑張って、働く道具になること。
 一つは、女の子を頑張って、この街のための生殖器になること〉

人間は 働くことを通じて社会のためになることによって、「人の道」をつくす。

「地球星人」でも主人公たちは「勤労」を離れ、人間世界から離れることによって、やがて人を殺し、人肉をくらうおぞましい鬼になっていく。


二宮尊徳の高弟富田高慶が報徳を「至誠・勤労・分度・推譲」と定義したゆえんである。
画像/考察】神様どうかこの人が今度生まれてくる時は鬼になんてなりませんように - 竈門炭治郎【2020】 | 無料アニメ, 滅, 優しい言葉



『二宮尊徳全集』

「一物を作れば、一徳あり、二物をつくれば、二徳あり、三物をつくれば三徳あり」とも、「徳に報ゆるは、勤苦をなして物をつくるに如かず」ともいわれるように、二宮尊徳の報徳主義は、積極的な生産主義・創造主義である。


大学

物有本末、事有終始。知所先後、則近道矣。
03 物に本末あり、事(こと)に終始あり。先後(せんこう)するところを知ればすなわち道に近し。


(報徳秘録)
【63】伝曰、物有本末、事有終始、知所先後、則近道矣と。
夫国土の患ひ、田圃の荒蕪にしくはなし。田圃五穀を生し、万物これに因て備る。国の本たる田圃荒蕪する時は、五穀不足、従て人民戸数又減し、従て国衰ふ、其時に当つて衰弊を挙げ、再復せんとすれば、人皆其荒蕪を開かんとす。然れとも、田圃の荒廃田圃よりするにあらず。其由て来ところ久矣。富盛の時にあたり、上下美に移り、奢侈行れ、有用の財宝を無用に費し、奢侈極つて国用不定、不足れば聚斂の政行る。於是、下民困苦、周歳の勤動賦税を補ふに不足。加之、以飢饉民戸大に減し、上又大に窮す、然則、国之衰、其初田圃よりするに非ず。是故に先づ空中の荒蕪を起し、然後田圃の荒蕪を起すべし。空中の荒蕪如何。借金是なり。人窮すれば必ず借る。本不足にして他の財を借る。何を以是を返さん。加之に利を以てし、増倍無限。遂に如何ともすべからず。是を起すは、無利金を以て貸し、彼の所患の利金を不残返さしめ、其憂ひを洗ひ、従来出したる利金丈を以て、吾が無利金を返さしむれば、無用之不浄を以て、清浄有用の米穀を得るが如く、5年7年に及ひ必す皆返し、快然たる平地に出て、初て吾家を家とし、吾か田を田とし、吾か株を株とし、一家安堵の地を得ん。於是、報恩の志起らんか。是の心起らば、土徳広大なる理を解し、荒蕪の患ひ限りなく、財宝無尽の宝地を棄置くこと可歎を弁へ、庶民自然に田地開き、国盛歳々に成らん。人情近き憂あれは、遠き憂ひを察するに由しなし。故に民の憂ひを除き与るにあり。然る後、田圃の荒蕪を起し、原野を墾開すへし。是謂之知本也。

(訳)伝にいわく、『物に本末あり、事に終始あり、先後するところを知れば、道に近し』と。
それ国土のわざわいは、田畑の荒れ果てるほどのことはない。田畑は五穀を生産し、万物はこれによって備わる。国の本である田畑が荒れ果てれば、五穀は不足し、したがって人民・戸数もまた減じ、したがって国は衰える。その時に当って衰えたものを挙げ、再復しようとすれば、人は皆その荒地を開こうとする。しかしながら、田畑の荒廃は田畑から起るのではない。そのよって来たるところは久しい。富盛の時にあたって、上下が美に移って、ぜいたくにふけり、有用の財宝を無用に費し、ぜいたくが極って国用が定まらない。不足すれば厳しく租税を取り立てる政治が行われる。ここにおいて、人民は困窮し、毎年の勤労も税収の不足を補うにたらない。のみならず飢饉によって民の戸数は非常に減少し、上もまた非常に困窮する。そうであれば、国が衰えるその初めは田畑から起るのではない。このためにまず空中の荒地を起し、その後に田畑の荒地を起すがよい。空中の荒地とはどういうことか。借金がこれである。人は困窮するならば必ず借金する。本が不足であるから他から借金する。何によってこれを返そうというのか。のみならず利息が増倍すること限りがない。ついにどうともすることができなくなる。これを起すのは、無利金を貸し、かの患うところの利子を残らず返済させ、その憂いを洗って、従来出した利子金によって、私は貸した無利息金を返すならば、無用の不浄で、清浄有用の米穀を得るようなもので、5年から7年に及んで必す皆返済し、気持ちよく平地に出て、初めて自分の家を家とし、自分の田を田とし、自分の家株を家株とし、一家が安心して暮せる地を得ることができよう。ここに、報恩の志が起ろうか。この心が起るならば、土徳の広大な理を理解し、荒地の患いが限りなく、尽きることのない財宝の宝地をすて置くことが歎くべきだということをわきまえ、庶民は自然に田地を開いて、年々国は盛んになろう。人情として憂いが近ければ、遠い憂いを察する余裕がない。だから民の憂いを除いて助けることにある。その後に、田畑の荒地を起し、原野を開墾するがよい。これを本を知るというのだ。​​​​​​​





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最終更新日  2020年12月05日 09時35分51秒



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