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2021/01/12(火)17:42

「『黎明日本の一開拓者』の最後に鈴木藤三郎が庭先で観音様を見て感動する場面があります。観音様は鈴木藤三郎の成功も失敗もそれでよいとされるため、示現されたのではないでしょうか」「私もそう思います」

鈴木藤三郎(1675)

「報徳記を読む」第3集 序文に代えて 二〇一五年九月十一日銀座並木通りの『梅の花』で今野華都子先生にお会いできた。 本集に先生の仙台講演記録を収録する許可をいただくためである。 (略) 『報徳記』八巻を一年余りかけ会員で読了し、二〇〇九年八月二日「今市見学会」を実施し、「いまいち一円会」会長、前会長に案内頂いた。 その際、報徳二宮神社の宝物館二階で鈴木藤三郎先生が二宮尊徳の遺著約一万巻を筆記させ二五〇〇冊に編集し奉納した「報徳全書」を見学し感動し、鈴木藤三郎という人を顕彰したいと思った。 見学会終了後、川崎の日航ホテルで編者とS君とで今野先生にお会いし懇談した。 その日、編者は神奈川県立川崎図書館で『黎明日本の一開拓者』を借り、先生に「鈴木藤三郎に関する本がありました」とお話しすると「見せてください」とその本をめくられた。 「その本の最後に鈴木藤三郎が庭先で観音様を見て感動する場面があります。観音様は鈴木藤三郎の成功も失敗もそれでよいとされるため、示現されたのではないでしょうか」と編者が申し上げると「私もそう思います」と言われ、その時「鈴木藤三郎氏顕彰本」を刊行しようと決意し、わずか数週間で『報徳社徒鈴木藤三郎という人』という冊子を作成した。これが本会の刊行の最初である。 今野華都子先生は本会の刊行事業のきっかけを与えてくださった。 感謝の心をこめて、本集を今野先生に捧げ、序文に代える。 「報徳記を読む」第3集は絶版である。 今野先生の最初の講演記録を収録した本集はそれだけでも価値がある。いつの日か重版を出せればいいな。

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