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カテゴリ:報徳記&二宮翁夜話
1億年前のカニの化石を発見、細部までありのまま、琥珀の中に
10/22(金) 1億年前のカニの化石が見つかった。ミャンマー産の琥珀(こはく)に閉じ込められていたもので、関節のある脚、爪、複眼、えらまで確認できる保存状態は「驚異的」だと、10月20日付けで学術誌「Science Advances」に論文を発表した米エール大学の古生物学者ハビエル・ルケ氏は言う。 「琥珀に閉じ込められたカニの化石は、まさに隙間を埋める存在です」 琥珀は樹脂の化石だ。その中から甲殻類が見つかったという事実は驚きをもって迎えられている。「琥珀の中でカニを見つけるのは、干し草の中で針を見つけるようなものです」と米フロリダ国際大学の生物学者ヘザー・ブラッケン・グリサム氏は感想を述べている。 琥珀の状態などの手掛かりは、中にいる小さなカニと同じくらい示唆に富む。成体と幼生のどちらかはわかっていないが、カニは完全な姿で保存されており、樹液に閉じ込められた場所で本当に生きていたことを示している。琥珀の中に砂粒がないことや、樹液がカニの上を流れたことも、汽水域や淡水域といった海辺から離れた環境で化石化した可能性が高いことを示唆している。 海から離れることは、カニにとって大きな一歩だった。汽水域や淡水域への適応は、ただスイッチを切り替えるような単純なものではない。呼吸から水分量の調節、乾燥の防止まで、さまざまな方法を変えなければならないとルケ氏は説明する。 カニは何度も海から離れようとしてきた。現代のカニは海辺やサンゴ礁、深海だけでなく、河口や川、湖にも暮らしている。カリブ海に生息するオオガニ科のGecarcinus ruricolaのように、ほとんどの時間を陸で過ごすカニもいる。 遺伝子などの生体分子から系統樹を描く研究者たちは、非海生のカニが最初に進化したのは約1億3000万年前の白亜紀の最初期だと推測している。非海生のカニの化石は最も古いもので約7000万年前のものしか見つかっていなかったが、ミャンマーで新たな化石が発見されたことで、化石記録が遺伝学的な推定に近づいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年10月23日 03時33分05秒
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