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カテゴリ:ネイチャー
オミクロン株の“症状の違い”にいち早く気づいた南ア医師の証言
11/30(火) 南アフリカで新たな変異株の出現にいち早く気づき、政府に警鐘を鳴らした医師によれば、オミクロン株に感染した人の症状はデルタ株の症状とかなり異なるという。 南ア医師会の会長も務めるアンジェリク・クッツェー医師が米「ブルームバーグ」に語ったところによると、感染がしばらく落ち着いていた首都プレトリアでコロナ患者の急増が始まったのは11月18日。ただ、その症状は倦怠感や頭痛、体の痛み、まれに喉の痛みや咳であり、血中酸素濃度の低下や味覚・嗅覚の喪失といったデルタ株の症状とは違っていたという。 クッツェーはすぐに政府に報告し、翌週には新たな変異株であることが特定された。 「これらの症状はデルタ株ではないと伝えました。ベータ株にかなり似た症状だったのでベータかもしれないし、あるいは新しい変異株に違いないと報告したのです」と、クッツェーはブルームバーグの取材に答えている。 「収束するとは思いませんが、軽症で終わるのではないかと期待しています。今のところは、対処できると確信しています」 米紙「ワシントン・ポスト」によれば、そのオミクロン株の感染が拡大している地域では幼児の入院患者が急増しているという。 プレトリアを含むツワネ首都圏では、11月14日~28日に新型コロナウイルスに感染して入院した患者のなかで、年代別で最多だったのは2歳未満の62人。その次に多かったのは、30~32歳の42人だったという。 専門家たちは、これら入院患者のうちオミクロン株感染がどれぐらいの割合を占めるのか、現時点ではわからないとしているが、数日内には詳細が判明する見込みだ。 南アの保健当局は、来たるオミクロン株の流行に備え、小児病棟の病床数の拡充も図るとしている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月01日 00時45分59秒
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