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カテゴリ:イマジン
「三谷幸喜 創作を語る」
1 やっぱり猫が好き(1988-1990) ・日本大学芸術学部在学中に放送作家を始めたんです。 ・いろんなバラエティ番組の手伝いをしていました。クイズ番組が多かったけど、僕は出題を作るのが本当に苦手で。 『エッ!うそーほんと!?』では たとえば『南太平洋の▲▲島の住民は脱皮する。砂浜には人間の脱皮した抜け殻が落ちてる』 スタッフから噓だと、3年も問題を作っていたけど、1回も採用されなかった」。 ・その後、脚本家の水谷隆二さんの元で脚本家見習いになった。 コント山口君と竹田君と一緒にコントを50本ほど作った。コントはセリフがあってお芝居と同じだから楽しかった。 当時『サザエさん』の脚本を書いたことがあるんです。でも、自分が面白いと思う方向に筆が走ってしまって・・・・・・僕が書いた4本中3本はオンエアされたけど、最後の1本は、タラちゃんが筋肉増強剤で筋肉モリモリになってという話で、プロデューサーの逆鱗にふれて『君は さざえさん の心がわかっていない!もう来なくていい!』 ・深夜たまたまテレビで『やっぱり猫が好き』をやっていたんです。僕が作りたかったのはこういうドラマだ!と思った。 恩田家三姉妹がマンション一室で展開する一幕芝居。私(三谷)が好きなシットコム(客の笑いが入るシチュエーションコメディ)に近い形だった。 猫・・・を作っていたイーストのディレクターから「やっぱり猫が好き に作家が足りないんで、やりませんか」と電話がかかってきた。 僕が最初に書いた「はまぐりぺぺちゃん」て台本が評判よくて、すぐに専属になれた。 撮影現場にいったら3人の女優はあえてセリフを覚えない。1回だけ読み合わせしたら、次は本番。 P.22 そこで僕は「じゃあどうすればセリフを覚えずに、お芝居してもらえるか?」と考えた。 で、暗記しなくても覚えられるような、できるだけわかりやすいセリフを書こうと決めた。 だから説明セリフは一切書かないし、一度に20文字を超えるセリフは書かないようにした。 これはすごく勉強になった。 💛「鎌倉殿・・・」で印象深い設定は、一室での二人だけの対話のシーンである。 ・第1話 伊東祐親が義時に父・時政の後妻・りく(宮沢りえ)について、「顔にあざがある」というトラップを仕掛けて関心の有無を探る。 「顔にあるアザがかえって色香を増す」 その返事を呼び水に義時にプレッシャーをかけて、北条家が頼朝をかくまっていることを察する。 ・第2話八重「いつスケ殿に会えるのですか?」 義時「私にもわかりません」 義時「思いのほか、北条の守りが厳しく、とても館を抜け出せそうにもありません」 八重「もっとまともなウソをつきなさい。」 八重「(千寿丸に)会わせてください。会わせてくださらぬなら、私は身を投げます。」 祐親「千寿丸は出家させた。伊豆山権現じゃ。安心せい。娘にウソはつかん」 相手のうそを見抜き、本気でうそをつく祐親 と すぐに見抜かれるようなウソしかつけない義時 軽妙なやりとりのうそが 権謀術数の陰惨な権力闘争へと物語は進んでいく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年01月23日 16時59分07秒
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