マイケル・ジャクソン・・・「This is it !」
たった2週間のみ上映のマイケルの映画を見てきました。映画といっても、ご存知の通り映画として製作されたものでなくて、彼の死の直前まで行われたロンドン公演リハーサルの模様を編集したものです。 私はマイケルの大ファンというほどではなかったけど、彼は同世代、アラフィフ世代として、また一番私自身アメリカンポップスを聞いてた頃輝いてたナンバーワンの歌手として、彼の死はショックでした。 この映画の冒頭にはコンサートのバックダンサーのテストに海外から、かけつけてきた、マイケルと同じ舞台にたてるかもというだけで感動だと涙ながらにかたるダンサー達のインタビューから始まるのね。 映画を見て、多数の彼を支えたスタッフ、バックダンサー、バックミュージシャン、彼と共に一緒に夢の舞台に上がるその日のためのリハーサルを夢のような思いでしてきた人達の夢も彼の死と共に潰えてしまったのかと思うと何とも切ない思いもしながら見てました。 映像だから、もちろんどこまで編集されてるのかわからないけど、見る限りは、彼の歌声、ダンスは全盛期に劣らず、切れ味が良くて、リハーサルなのに、そのままショーといってもいいほど。これが完成されてロンドン公演が上演されてたら、ものすごくエキサイティングな舞台になっただろうな~。 だけど、そういう彼の表面的な50代に突入したとは思えないほどの歌唱力、ダンス力とは裏腹に、心も体も内面的に現れてない部分は、相当なダメージがあったという事だったわけで・・・。睡眠薬を大量に摂取しなければ眠る事もできず、あれだけ細い体を維持するのに必要な量の食事さえも取れないこともあったなんて。スターであり続けるとは本当に過酷なことだったのね。 そういう事が見てるうちにドンドンと頭の中に浮かびました。 近所のシネコン、普段こんなに混んだ事はないというほどレイトショーなのに、混んでて、みんなそれぞれに思いに浸ってたのでしょうね。 エンディングロールが流れても誰も席を立つ人はいなかったけど、みなさんも立たないでね。ロールが流れた後にもう一度映像が流れるのよ。 彼のメッセージも最後の方にスタッフやダンサー、ミュージシャンに向けていう事がそのまま私達に向けられて言われてるようでした。 ご冥福をあらためてお祈りします。マイケル、やっぱり、あなたは、最高のミュージシャンでした!