☆になったもこちゃん
結膜炎になってから食が細くなったはむもこ。食べたいけど自分では食べることができない。 人間の手で直接口元に持っていかないと食べることができない。 いつも食べていたえさを食べようとしない。けど何かを食べたがる。 何を食べてくれるのか分からない。 そうこうするうちに体重が25gまで落ちた。 先生も、この年だからもう好きなものを食べさせていいですよ。と言ってくれた。 減塩の無添加ソーセージをえさに練り込んでみると、がっついてくれた。 犬缶。暫くがっついて食べたけど食べなくなった。 猫缶。同じ。 コメコメポップ。全く食べ物と認識せず。 動物用チーズ。とても反応するけど、囓れないので興味を示さなくなった。 厚揚げ豆腐の中身。とっても好き。 ほくほくカボチャ。とっても好き。 カゴメのにんじんジュース。好き。 あれこれ試しているうちに、少し食も体重も増えて食べなくなっていた ヨーグルトやハム用えさ、栄養剤も口にするようになった。 手から食べるようになってからは、朝起きてくるときや帰宅してくると直ぐに巣から出てきて 出して・・・ とアピールする。 ケージから出してあげると足下にまとわりつき、早く何かちょうだい。 とおねだりする。 とても我が道を行くハムスターだったはむもこが人間を警戒しなくなったのは、とてもうれしかった。 手は掛かるようになったけどこんなコミュニケーションがずっと続いて欲しかった。 突然えさを受け付けなくなったのが5日ほど前。 好きだった物も少し口に入れるだけ。 当然体重は激減する。22g。 日曜の通院では、心臓が弱っているとのことで、麻酔なしの歯削り。 シリンジでヨーグルトや流動食を流し込むが、少し食べるとあとはいらないと意思表示をする。 先生も心配してあれこれ処方してくれたけど、どんどん衰弱していった。 苦しそうにうつむいたまま、呼吸をするだけ・・・ 月曜日は後ろ髪引かれながら仕事へ行くが、帰ってみるとお腹がパンパンに膨れあがっていた。 もうだめだと確信した。 何とか苦しまない方法はない物か考えたけど、素人に分かるはずもない。 でも、もう手の施しようがないのは確か。 体が冷たくなっているのを手のひらに載せ暖め続けるのが精一杯。 夜は使い捨てカイロの上に人肌程度になるようタオルを敷き、その上に寝かせた。 今朝息をしていたので水分補給のためリンゴジュースを3滴。 その後、行ってきますの挨拶をしようと覗いてみたら・・・・ ハムスターランドに旅立っていました。 はむ飼いさんのところからお迎えして2年と10ヶ月。いろんなことが思い出されて、 今は涙が止まりません。 これだけ書くのも2時間くらい要しています。 うちに来て幸せだったかな。 最後に好きなものをいっぱい食べさせてあげたかった。 ランドでは、うりさま、キキちゃん、りんちゃん、こまめちゃん、・・・・ 等々に出会うことができたかしら。 今はとっても辛いです。 はむもこ。今までありがとう。